並行シミュレーション法とは?
並行シミュレーション法とは、監査人が検証用に別途用意したプログラムへ、本番と同じ入力データを流し、本番システムの出力と突き合わせて差異を調べる技法。本番プログラムの中身を読まなくても、処理結果の正しさを外側から検証できる。
応用情報技術者試験の過去問では1回出題されています。
へいこうしみゅれーしょんほう
並行シミュレーション法の意味
監査人が検証用に別途用意したプログラムへ、本番と同じ入力データを流し、本番システムの出力と突き合わせて差異を調べる技法。本番プログラムの中身を読まなくても、処理結果の正しさを外側から検証できる。
並行シミュレーション法の具体例
給与計算の妥当性を確かめるため、監査人が就業データと支給規程から独自に算出するスクリプトを作り、本番の給与明細と全件比較する。数十件だけ差異が出た社員を追跡すると、特定の手当の計算漏れが見つかる。
並行シミュレーション法は試験でどう引っ掛けられる?
監査人側のプログラムが正しいことが前提で、規程の読み違いがあれば正常な本番結果を「誤り」と判定してしまう。また差異が出たときは本番の誤りと決めつけず、入力データの範囲や締め時点の違いをまず疑う。
並行シミュレーション法と関連する用語
並行シミュレーション法が出た過去問
販売管理システムにおいて、起票された受注伝票の入力が、漏れなく、かつ、重複することなく実施されていることを確かめる監査手続として、適切なものはどれか。
正解:販売管理システムから出力したプルーフリストと受注伝票との照合が行われているか、プルーフリストと受注伝票上の照合印を確かめる。
要点:入力の網羅性はプルーフリストと伝票の照合で確かめる
入力の網羅性と重複がないことを確かめるには、入力された結果の一覧と入力元の伝票とを突き合わせる統制が機能しているかを確認すればよい。プルーフリストと受注伝票の照合が実施され、照合印が押されていることを確かめる手続がこれに当たる。テストデータ法や並行シミュレーション法はプログラムの処理内容の正確性を検証する手続であり、入力の網羅性そのものは確認できない。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。