デジタルフォレンジックとは?
デジタルフォレンジックとは、不正アクセスや情報漏えいなどのインシデントが発生した際、パソコンやサーバに残る記録(ログ、削除されたファイルの痕跡など)を法的な証拠として活用できる形で収集・分析する技術・手続き。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2019年度〜2025年度)。
でじたるふぉれんじっく
デジタルフォレンジックの意味
不正アクセスや情報漏えいなどのインシデントが発生した際、パソコンやサーバに残る記録(ログ、削除されたファイルの痕跡など)を法的な証拠として活用できる形で収集・分析する技術・手続き。
デジタルフォレンジックの具体例
不正アクセスの調査で、証拠となるログやディスクの内容を、改ざんされていないことを証明できる手順(原本の保全など)に沿って収集・保存し、原因究明や訴訟に備える。
デジタルフォレンジックは試験でどう引っ掛けられる?
目的は「原因調査」だけでなく「法的な証拠能力の確保」にある点が要。したがって調査は複製(イメージ)に対して行い、原本には触れず、誰がいつ扱ったかの管理記録(証拠保全の連鎖)を残す。「まず端末を再起動して様子を見る」「調査のため原本を直接操作する」は、揮発性の情報を失い証拠能力も損なうため誤り。
デジタルフォレンジックと関連する用語
デジタルフォレンジックが出た過去問
ディジタルフォレンジックスの手順を収集、検査、分析、報告に分けたとき、そのいずれかに該当するものはどれか。
正解:ディスクを解析し、削除されたログファイルを復元することによって、不正アクセスの痕跡を発見する。
要点:ディジタルフォレンジックスは証拠となる電子記録の保全と解析
ディジタルフォレンジックスは、法的証拠となりうる電子的な記録を保全し解析する一連の活動である。ディスクを解析して削除されたログファイルを復元し、不正アクセスの痕跡を突き止める作業は、収集した証拠を調べる検査・分析の段階に該当する。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問39(IPA)デジタルフォレンジックスの手順は収集、検査、分析及び報告から成る。このとき、デジタルフォレンジックスの手順に含まれるものはどれか。
正解:サーバのハードディスクを解析し、削除されたログファイルを復元することによって、不正アクセスの痕跡を発見する。
要点:デジタルフォレンジックスは事後に証拠を保全・解析する活動
デジタルフォレンジックスは、インシデントの原因究明や法的な証拠保全のために、機器に残る電磁的記録を収集・検査・分析して報告する一連の活動である。ハードディスクを解析して消された記録を復元し、痕跡を突き止める作業はその中核にあたる。
出典:令和5年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問42(IPA)デジタルフォレンジックスの手順は収集、検査、分析及び報告から成る。このとき、デジタルフォレンジックスの手順に含まれるものはどれか。
正解:サーバのハードディスクを解析し、削除されたログファイルを復元することによって、不正アクセスの痕跡を発見する。
要点:デジタルフォレンジックスは証拠を保全し痕跡を分析して報告する
デジタルフォレンジックスは、インシデントの事実関係を法的証拠として通用する形で明らかにするために、証拠となるデータを収集・保全し、検査・分析して報告する一連の手順である。ディスクを解析して削除されたログを復元し、痕跡を突き止める作業はこの検査・分析に該当する。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。