リード・ラグとは?
リード・ラグとは、依存関係に与える時間の調整値。リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要な待ち時間(正の待ち)を表す。同じ依存関係のままでも、リード・ラグの設定で全体の期間とクリティカルパスが変わる。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2022年度)。
りーど・らぐ
リード・ラグの意味
依存関係に与える時間の調整値。リードは後続を先行の完了前に前倒しできる時間(負の待ち)、ラグは先行の完了後に必要な待ち時間(正の待ち)を表す。同じ依存関係のままでも、リード・ラグの設定で全体の期間とクリティカルパスが変わる。
リード・ラグの具体例
「設計が7割終わった時点で実装に着手する」は終了-開始関係にリード5日を与える形で表現する。「コンクリート養生に7日」「発注から納品まで20日」は作業ではなく待ちなので、ダミーの作業を置かずラグとして設定するのが正しい。
リード・ラグは試験でどう引っ掛けられる?
リードを入れて工程を重ねることはファストトラッキング相当の前倒しであり、手戻りリスクを伴う。純粋な待ち時間であるラグと混同しない。またラグを作業として登録すると、要員が張り付いているように見えて資源計画が狂う。
リード・ラグと関連する用語
リード・ラグが出た過去問
図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するのに必要な日数…
正解:12
要点:リードは前倒し、ラグは後ろ倒しとして最早日程を計算する
Aは6日で終わる。A→Bは終了-開始関係でリード2日なので、Bは6-2=4日目終了時点から開始でき、7日かけて11日目に終わる。B→Cは開始-開始関係でラグ3日なので、CはBの開始から3日後(4+3=7)から始まり、5日かけて12日目に終わる。最も遅い終了が全体の所要日数となり12日である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)図は、実施する三つのアクティビティについて、プレシデンスダイアグラム法を用いて、依存関係及び必要な作業日数を示したものである。全ての作業を完了するための所要日数…
正解:12
要点:リードは後続の前倒し、ラグは後続の遅延を表す
Aは6日で、リード2日によりBはAの終了2日前、すなわち開始から4日目に着手でき、7日かかるので11日目に終わります。CはBの開始からラグ3日後、つまり7日目に着手して5日かかるため12日目に終わります。両者のうち遅い方が全体の完了日なので、最少所要日数は12日です。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)IT投資に対する評価指標の設定に際し,バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に,内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
正解:注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
要点:内部ビジネスプロセスの視点は業務プロセスそのものの改善を測る
バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点は、顧客と株主の期待に応えるために自社の業務プロセスをどう優れたものにするかを問う視点である。受注から出荷までのリードタイム短縮は、業務プロセスそのものの改善を測る指標なのでこの視点に当たる。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63(IPA)ビッグデータのデータ貯蔵場所であるデータレイクの特徴として、適切なものはどれか。
正解:あらゆるデータをそのままの形式や構造で格納しておく。
要点:データレイクは形式を問わず生データのまま一元的に蓄積する
データレイクは、構造化・半構造化・非構造化を問わずあらゆるデータを加工せず元の形式のまま一箇所に蓄積しておく仕組みである。利用目的が決まっていない段階でもとりあえず溜めておき、分析時に読み出しながらスキーマを与える(スキーマ・オン・リード)点が、事前にスキーマを定義するデータウェアハウスとの違いになる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問29(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。