レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)とは?
レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)とは、設計書・プログラムの誤りを早期に発見するための検証活動。デザインレビューは工程の成果物を関係者で確認する検証活動全般を指す上位概念、ウォークスルーは作成者主導で行う比較的少人数・非公式なレビュー、インスペクションはあらかじめ定めた役割・手順に従う公式で厳格なレビュー。
応用情報技術者試験の過去問では24回出題されています(2016年度〜2025年度)。
れびゅーぎほう
レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)の意味
設計書・プログラムの誤りを早期に発見するための検証活動。デザインレビューは工程の成果物を関係者で確認する検証活動全般を指す上位概念、ウォークスルーは作成者主導で行う比較的少人数・非公式なレビュー、インスペクションはあらかじめ定めた役割・手順に従う公式で厳格なレビュー。
レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)の具体例
プログラム作成者が同僚を集めて説明しながら問題点を洗い出すのがウォークスルー、モデレータの進行のもとで指摘事項を記録として残す厳格な形式で行うのがインスペクション。
レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)は試験でどう引っ掛けられる?
「誰が主催するか」が両者の分岐点。インスペクションはモデレータ(進行役)が主催し、参加者の役割・手順・記録が定められた公式なレビュー。ウォークスルーは作成者自身が主催する非公式なレビューで、モデレータを置かない。主催者を逆に覚えないこと。またレビューは動かさずに行う静的テストで、実行して確かめる動的テストとは別物。開発工程のレビュー手法としての「ウォークスルー」と、システム監査の監査技法としての「ウォークスルー法」(データ・処理の流れを追跡する技法)は名称が同じでも対象が異なる。
レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)と関連する用語
レビュー技法(ウォークスルー・インスペクション・デザインレビュー)が出た過去問
JIS Q 20000-1は、サービスマネジメントシステム(SMS)及びサービスのあらゆる場面でPDCA方法論の適用を要求している。SMSの実行(Do)の説明は…
正解:サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。
要点:SMSの実行段階はSMSの導入と運用にあたる
JIS Q 20000-1のPDCAでは、計画(Plan)でSMSを確立して文書化し合意し、実行(Do)でそのSMSを導入して運用します。実行段階の目的は、サービスの設計・移行・提供・改善を実際に回すことです。監視や測定、レビューと報告は点検(Check)、改善のための処置は処置(Act)に対応します。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)ITサービスマネジメントにおけるサービスレベル管理の説明はどれか。
正解:あらかじめ定めた間隔で,サービス目標に照らしてサービスの傾向及びパフォーマンスを監視する。
要点:サービスレベル管理は合意目標に対する監視と報告を行う
サービスレベル管理は、SLAで合意したサービス目標を維持するための活動である。あらかじめ定めた間隔でサービスの傾向やパフォーマンスを監視・測定し、結果を報告してレビューする。目標との乖離が見つかれば改善につなげる。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)JIS Q 20000-1:2012(サービスマネジメントシステム要求事項)は、サービスマネジメントシステム(以下、SMSという)及びサービスのあらゆる場面でP…
正解:サービスの設計、移行、提供及び改善のためにSMSを導入し、運用する。
要点:SMSのDoはSMSを導入して運用する段階
JIS Q 20000-1におけるPDCAでは、計画(Plan)でSMSを確立・文書化・合意し、実行(Do)でSMSを導入して運用する。運用の対象はサービスの設計・移行・提供・改善であり、点検(Check)が監視・測定・レビューと報告、処置(Act)が継続的改善のための処置に当たる。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)システム監査基準(平成30年)におけるウォークスルー法の説明として、最も適切なものはどれか。
正解:データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が、書面上で、又は実際に追跡する。
要点:ウォークスルー法は処理の流れと統制を追跡して確かめる
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る一連の流れを追跡する技法である。処理の各段階に組み込まれた統制(コントロール)が設計どおり機能しているかを、書面上でたどるか、実際の処理に沿って確かめる。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)データの生成から入力、処理、出力、活用までのプロセス、及び組み込まれているコントロールを、システム監査人が書面上で又は実際に追跡する技法はどれか。
正解:ウォークスルー法
要点:ウォークスルー法は処理の流れと統制を順に追跡する技法
ウォークスルー法は、データの生成から入力・処理・出力・活用に至る一連の流れと、そこに組み込まれた統制を、書面上または実地で順に追跡して確かめる監査技法である。処理の流れに沿って統制が意図どおり設計・運用されているかを検証できる。インタビューや実際の攻撃試行とは目的も手順も異なる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。