レプリケーションとは?
レプリケーションとは、同一のデータの複製を複数のサーバに保持し、内容を継続的に同期し続ける仕組み。参照処理を複製先へ振り分けて負荷を分散したり、主系が停止したときに複製先へ切り替えて業務を継続したりする目的で使い、同期方式の違いが問われる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2024年度)。
れぷりけーしょん
レプリケーションの意味
同一のデータの複製を複数のサーバに保持し、内容を継続的に同期し続ける仕組み。参照処理を複製先へ振り分けて負荷を分散したり、主系が停止したときに複製先へ切り替えて業務を継続したりする目的で使い、同期方式の違いが問われる。
レプリケーションの具体例
更新は主系だけが受け付け、検索や集計は複数の複製先が分担する構成にすると、参照が大半を占める業務では主系の負荷が大きく下がる。主系が故障した場合は複製先の1台を昇格させ、接続先を切り替えて業務を続ける。
レプリケーションは試験でどう引っ掛けられる?
同期方式なら複製先の書込み完了を待つので遅延が増える代わりにデータは一致し、非同期方式なら速いが切替時に直近の更新が失われうる。「複製がある=バックアップ不要」ではない。誤った削除は複製先にも伝わる。
レプリケーションと関連する用語
レプリケーションが出た過去問
PCのストレージ上の重要なデータを保護する方法のうち、ランサムウェア感染による被害の低減に効果があるものはどれか。
正解:WORM(Write Once Read Many)機能を有するストレージを導入して、そこに重要なデータをバックアップする。
要点:WORMは書換え不能なのでランサムウェア対策に有効
ランサムウェアはPCから書込み可能な領域を探して暗号化するため、バックアップ先が上書き可能だとバックアップごと被害を受ける。WORM機能をもつストレージは一度書き込んだデータを書換えや削除ができないので、感染してもバックアップが保護され、そこから復旧できる。書換え可能なネットワークドライブや常時同期のレプリケーションは、被害がバックアップ側にも波及する。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)Webアプリケーションサーバの信頼性に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:セッションを共有するクラスタ構成で1台のサーバに障害が発生した場合、サービス及びトランザクションは継続できる。
要点:セッション共有クラスタなら1台停止でも処理を引き継げる
複数サーバでクラスタを組み、セッション情報を共有(レプリケーションや外部ストアへの保存)していれば、1台が停止しても他のサーバが同じセッションを引き継げる。そのため利用者から見てサービスは止まらず、処理中のトランザクションも継続できる。セッションを共有していない場合は、切り替わった先で状態が失われるため処理をやり直すことになる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。