事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)とは?
事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)とは、BCPは、災害など不測の事態が発生しても重要な事業を中断させない、あるいは早期に復旧させるためにあらかじめ定める計画。BCMは、BCPを策定するだけでなく、訓練・見直し・改善を継続的に行い、組織として実効性のある継続体制を維持していくマネジメント活動全般。
応用情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2018年度〜2023年度)。
じぎょうけいぞくけいかくとじぎょうけいぞくまねじめんと
事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)の意味
BCPは、災害など不測の事態が発生しても重要な事業を中断させない、あるいは早期に復旧させるためにあらかじめ定める計画。BCMは、BCPを策定するだけでなく、訓練・見直し・改善を継続的に行い、組織として実効性のある継続体制を維持していくマネジメント活動全般。
事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)の具体例
本社が被災した場合に備え、代替オフィスでの業務再開手順や重要データのバックアップ拠点をBCPとして定め、年に一度の訓練結果を踏まえて計画の不備を見直す(BCM)。
事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)は試験でどう引っ掛けられる?
BCPは計画(文書)、BCMは策定・訓練・見直しまで回す活動全体で、BCPはBCMの一部。「BCPを策定した時点で対策は完了」は誤り。また災害復旧(DR)と範囲が違い、DRはITシステムの復旧に焦点を当てるが、BCPは代替拠点・代替要員・手作業での暫定運用まで含めた業務全体を対象とする。
事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)と関連する用語
事業継続計画(BCP)と事業継続マネジメント(BCM)が出た過去問
事業継続計画(BCP)について監査を実施した結果、適切な状況と判断されるものはどれか。
正解:従業員の緊急連絡先リストを作成し、最新版に更新している。
要点:BCPは連絡先の最新化と分散保管、優先順位付けが要
BCPは災害などで通常の体制が崩れた状況を前提とするため、関係者へ確実に連絡が取れることが出発点になる。人事異動や転居で連絡先は変わるので、緊急連絡先リストは作るだけでなく継続的に最新化されている必要がある。重要書類の分散保管、業務の優先順位付け、平時からの周知と訓練も欠かせない要素である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)BCPの説明はどれか。
正解:事業の中断・阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するための手順を規定したもの
要点:BCPは中断後に事業を復旧・再開させる手順の計画
BCP(事業継続計画)は、災害や事故などで事業が中断・阻害されたときに、あらかじめ決めた目標時間・目標レベルまで事業を復旧・再開させるための手順を定めた計画である。被害を受けないようにする防災計画とは異なり、被害を受けた後に事業をどう続けるかに主眼がある。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問62(IPA)BCPの説明はどれか。
正解:事業の中断・阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するように組織を導く手順を文書化したもの
要点:BCPは中断した事業を目標水準まで復旧・再開させる手順の文書
BCP(事業継続計画)は、災害や事故などで事業が中断したときに、重要業務をどの水準まで、いつまでに復旧・再開させるかをあらかじめ定め、その手順を文書化したものです。目標復旧時間や目標復旧レベルを定める点が特徴で、平常時の業務改善計画とは目的が異なります。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)BCPの説明はどれか。
正解:事業の中断・阻害に対応し、事業を復旧し、再開し、あらかじめ定められたレベルに回復するように組織を導く手順を文書化したもの
要点:BCPは事業中断から復旧・再開までの手順を定めた計画
BCP(事業継続計画)は、災害や事故などで事業が中断したときに、重要業務を目標時間内に復旧・再開し、あらかじめ定めた水準まで回復させるための手順を文書化したものです。何を優先して守るかを平時に決めておく点が要点です。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問61(IPA)BCM(Business Continuity Management)において考慮すべきレジリエンスの説明はどれか。
正解:不測の事態が生じた場合の組織的対応力や、支障が生じた事業を復元させる力
要点:レジリエンスは不測の事態から事業を復元させる力
BCMにおけるレジリエンスとは、不測の事態が生じたときに組織が持ちこたえ、支障が生じた事業を速やかに復元する力を指す。すべてのリスクを回避するのではなく、被害を受けても立ち直れる能力に着目する点が特徴である。事前に策定する文書であるBCPとも、能力そのものである点で区別される。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。