互換性とは?
互換性とは、JIS X 25010の主特性の1つで、同じ環境や資源を共有しながら他の製品と共存でき、また情報を交換して連携できる度合い。副特性は共存性と相互運用性。システム間連携の多い企業システムでは要件化の必要性が高い。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
ごかんせい
互換性の意味
JIS X 25010の主特性の1つで、同じ環境や資源を共有しながら他の製品と共存でき、また情報を交換して連携できる度合い。副特性は共存性と相互運用性。システム間連携の多い企業システムでは要件化の必要性が高い。
互換性の具体例
既存の販売管理システムと新しい会計システムの間で、勘定科目コードとマスタの同期方式、連携ファイルの文字コードと項目定義を取り決める(相互運用性)。同じ仮想基盤上で既存業務のミドルウェアと版が競合しないことも確認する(共存性)。
互換性は試験でどう引っ掛けられる?
移植性と混同されやすい。移植性は「別の環境へ移せるか」、互換性は「他と並んで動き、やり取りできるか」。またデータ形式が同じでも意味体系(コード体系)が違えば相互運用性は満たされない。
互換性と関連する用語
互換性が出た過去問
UTF-8の説明に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:1文字を1バイトから4バイト(又は6バイト)までの可変長で表現しており、ASCIIと上位互換性がある。
要点:UTF-8は1〜4バイトの可変長でASCIIと上位互換
UTF-8はUnicodeの符号化方式の一つで、1文字を1〜4バイト(元の規格では最大6バイト)の可変長で表現する。ASCIIの範囲の文字はそのまま1バイトで表されるため、既存のASCIIテキストがそのままUTF-8として通用する上位互換性をもつ。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問4(IPA)USB3.0の特徴として、適切なものはどれか。
正解:USB2.0は半二重通信であるが、USB3.0は全二重通信である。
要点:USB3.0は全二重・高速化しつつUSB2.0と下位互換
USB3.0は送信用と受信用に別々の信号線を持つため全二重通信ができ、従来のUSB2.0の半二重通信より大幅に高速である(5Gビット/秒のSuperSpeed)。コネクタのピンは増えているが、USB2.0用の信号線も残しているため下位互換性があり、従来のケーブルや機器も使える。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問12(IPA)JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-システム及びソフトウェア品質モデル)で規定されたシステム及びソ…
正解:明示された状況下で使用するとき、明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を、製品又はシステムが提供する度合い
要点:機能適合性はニーズを満たす機能を提供できているかを表す特性
機能適合性は、明示された状況下で使用するとき、明示的および暗黙のニーズを満たす機能を提供できる度合いを表す品質特性です。副特性として機能完全性・機能正確性・機能適切性があります。他の選択肢は互換性・セキュリティ・信頼性の定義です。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問47(IPA)デジタル庁,総務省及び経済産業省が策定した"電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)"を構成する暗号リストの説明のうち,…
正解:電子政府推奨暗号リストとは,CRYPTRECによって安全性及び実装性能が確認された暗号技術のうち,市場における利用実績が十分であるか今後の普及が見込まれると判断され,当該技術の利用を推奨するもののリストである。
要点:CRYPTREC暗号リストは電子政府推奨・推奨候補・運用監視の3種
CRYPTREC暗号リストは、電子政府推奨暗号リスト・推奨候補暗号リスト・運用監視暗号リストの3つで構成される。電子政府推奨暗号リストは、安全性と実装性能が確認され、かつ市場での利用実績が十分か今後の普及が見込まれる暗号技術を並べ、利用を推奨するものである。推奨候補暗号リストは安全性・性能は確認済みだが利用実績等の条件を満たさないもの、運用監視暗号リストは互換性維持目的で使う旧来技術のリストである。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問35(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。