母集団・抽出単位とは?
母集団・抽出単位とは、母集団は監査人が結論を出そうとする対象データの全体、抽出単位はそこから取り出す個々の項目。両者の定義が監査要点と合っていなければ、いくら正しく抽出しても結論は成り立たない。網羅性と適切性の確認が前提になる。
応用情報技術者試験の過去問では1回出題されています。
ぼしゅうだんちゅうしゅつたんい
母集団・抽出単位の意味
母集団は監査人が結論を出そうとする対象データの全体、抽出単位はそこから取り出す個々の項目。両者の定義が監査要点と合っていなければ、いくら正しく抽出しても結論は成り立たない。網羅性と適切性の確認が前提になる。
母集団・抽出単位の具体例
期中のアクセス権付与の妥当性を問う場合、母集団は期中に発生した付与申請の全件であり、期末時点の権限一覧ではない。監査人は申請システムの件数と台帳の件数を突合し、削除済みや却下分が母集団から漏れていないかを先に確かめる。
母集団・抽出単位は試験でどう引っ掛けられる?
入手しやすいデータをそのまま母集団としてしまう誤り。期末残高の一覧は期中に発生して消えた項目を含まないため、期中の統制を問う監査要点には対応しない。母集団の網羅性が崩れると、標本設計が正しくても結論は無効になる。
母集団・抽出単位と関連する用語
母集団・抽出単位が出た過去問
システム監査における,サンプリング(試査)に関する用語の説明のうち,適切なものはどれか。
正解:許容逸脱率とは,受け入れることができる所定の内部統制からの逸脱率であり,監査人がサンプルの件数を決めるときに用いられる指標である。
要点:許容逸脱率は受入れ可能な逸脱の割合でサンプル件数を左右する。
許容逸脱率とは、監査人が内部統制の有効性を認めるうえで受け入れられる、統制からの逸脱の割合である。この率を低く設定するほど必要なサンプル件数は多くなるため、サンプルサイズを決める際の指標として用いられる。試査は母集団の一部を抽出して全体を推し量る手法であり、その前提を理解しておく必要がある。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。