重み付け総合評価法とは?
重み付け総合評価法とは、複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
応用情報技術者試験の過去問では10回出題されています(2018年度〜2025年度)。
おもみづけそうごうひょうかほう
重み付け総合評価法の意味
複数の評価項目を持つ案を比べるとき、項目ごとに重要度(重み)を決め、各案の評価点に重みを掛けて合計した総合評価値で順位を付ける方法。性能・保守性・価格のように単位の違う項目を一つの数値にまとめられるため、機種選定・ベンダ選定・改善案の絞り込みに広く使われる。重みの決め方が結論を左右するので、評価に入る前に関係者で重みを合意しておくことが要点になる。
重み付け総合評価法の具体例
3機種を「性能(重み2)・保守性(重み2)・価格(重み1)」で評価し、機種Aが7点・6点・5点なら2×7+2×6+1×5=31点、機種Dが5点・7点・4点なら2×5+2×7+1×4=28点となり、合計が最大の機種Aを選ぶ。
重み付け総合評価法は試験でどう引っ掛けられる?
重みを掛けずに素点を足すと順位が入れ替わる。素点の合計が最も高い案が必ず選ばれるとは限らない点が繰り返し問われる。重みが「4:2:1」のように比で示されたときは、合計を1に直さずそのまま掛けてよい。
重み付け総合評価法と関連する用語
重み付け総合評価法が出た過去問
ソフトウェアの機能量に着目して開発規模を見積もるファンクションポイント法で,調整前FPを求めるために必要となる情報はどれか。
正解:画面数
要点:FP法は外部入出力など利用者から見える機能の数と複雑さで測る。
ファンクションポイント法は、利用者から見た機能の数と複雑さから開発規模を測る手法である。外部入力・外部出力・外部照会・内部論理ファイル・外部インタフェースファイルといった機能を数え、複雑さに応じた重み付けをして調整前FPを算出する。画面のような外部入出力の数が数え上げの対象となる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問54(IPA)あるシステム導入プロジェクトで、調達候補のパッケージ製品を多基準意思決定分析の加重総和法を用いて評価する。製品A〜製品Dのうち、総合評価が最も高い製品はどれか。…
正解:製品C
要点:加重総和法は評価点に重みを掛けた合計で比較する
加重総和法では、各評価項目の点数に重みを掛けて合計します。製品Aは5×7+1×9+4×8=76、製品Bは40+10+20=70、製品Cは45+4+28=77、製品Dは45+7+24=76となり、最も高いのは製品Cです。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問54(IPA)工場の生産能力を増強する方法として、新規システムを開発する案と既存システムを改修する案とを検討している。次の条件で、期待金額価値の高い案を採用するとき、採用すべ…
正解:既存システムの改修/期待金額価値46億円
要点:期待金額価値は確率で重み付けした収入から投資額を引いて比較する
期待金額価値は、各シナリオの収入に発生確率を掛けて合計し、投資額を引いて求める。新規開発は180×0.7+50×0.3=141億円の期待収入から投資100億円を引いて41億円。既存改修は120×0.7+40×0.3=96億円から投資50億円を引いて46億円となる。46億円のほうが高いので既存システムの改修を採用し、期待金額価値は46億円である。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問54(IPA)様々な需要予測モデルのもととなっている時系列モデルに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:指数平滑法は,過去の実績値よりも直近の実績値を用いるほど予測の精度が向上すると考えられる場合に有効な手法である。
要点:指数平滑法は直近重視、移動平均法は長期トレンドの把握向き
指数平滑法は、直前の実績値と前回の予測値を平滑化定数で重み付けして次期を予測する方法である。定数を大きくするほど直近の実績を重視するので、直近の動きが予測に効くと考えられる場合に適する。移動平均法は平均する期間を長くするほど短期の変動が均され、長期のトレンドを見るのに向く。
出典:令和7年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)容量がaMバイトでアクセス時間がxナノ秒の命令キャッシュと、容量がbMバイトでアクセス時間がyナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶と命令…
正解:(1-r)・x + r・y
要点:平均アクセス時間はヒット率とミス率で重み付けした期待値
rはキャッシュに存在しない確率(ミス率)なので、ヒット率は1-rです。平均アクセス時間は「ヒット率×キャッシュのアクセス時間+ミス率×主記憶のアクセス時間」で求まり、(1-r)x + ry となります。容量aやbは重み付けには使いません。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。