隔離性とは?
隔離性とは、複数のトランザクションを同時に実行しても、互いの途中結果の影響を受けず、単独で実行したのと同じ結果が得られる性質。
応用情報技術者試験の過去問では14回出題されています(2016年度〜2025年度)。
かくりせい
隔離性の意味
複数のトランザクションを同時に実行しても、互いの途中結果の影響を受けず、単独で実行したのと同じ結果が得られる性質。
隔離性の具体例
他のトランザクションが更新中でまだコミットしていない値を読まない。
隔離性は試験でどう引っ掛けられる?
隔離性水準を下げても弱まるのは隔離性だけで、原子性・耐久性は保たれる(READ COMMITTEDでもコミットした結果は失われない)。またSERIALIZABLEにしてもデッドロックは起きる——直列化可能性は「待たない」ことではなく「直列実行と同じ結果になる」ことを指す。
隔離性と関連する用語
隔離性が出た過去問
システム監査報告書に記載された改善勧告への取組みに対する監査人のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善勧告に対する被監査部門の改善実施状況を確認する。
要点:フォローアップは改善状況の確認にとどめ独立性を保つ
フォローアップは、改善勧告に対して被監査部門がどこまで対応したかを確認し、必要に応じて助言する活動です。改善そのものを実施したり、実施計画を策定したり、プロジェクトを管理したりすると、監査人が自ら手掛けた対象を評価することになり、監査の独立性・客観性が損なわれます。あくまで確認にとどめる点が重要です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査の改善指導(フォローアップ)において、被監査部門による改善が計画よりも遅れていることが判明したとき、システム監査人が採るべき行動はどれか。
正解:遅れを取り戻すための方策について、被監査部門の責任者に助言する。
要点:監査人は指示や実施をせず、助言にとどめて独立性を保つ
システム監査人は独立性と客観性を保つ立場にあり、改善の実施責任は被監査部門にある。改善が遅れている場合、監査人ができるのは責任者に対して方策を助言することであり、実施を指示したり自ら改善活動に加わったりすると独立性が損なわれる。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問58(IPA)企業において整備したシステム監査規程の最終的な承認者として、最も適切な者は誰か。
正解:経営者
要点:システム監査規程は独立性確保のため経営者が承認する
システム監査規程は、監査の目的・体制・権限・独立性などを定める組織の基本規程であり、監査対象となる部門から独立した立場で承認される必要がある。したがって組織全体に責任をもつ経営者が最終承認者となるのが適切で、被監査部門や情報システム部門の長では独立性が確保できない。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査基準(平成30年)に基づいて、監査報告書に記載された指摘事項に対応する際に、不適切なものはどれか。
正解:システム監査人が、監査対象部門の改善計画を作成する。
要点:監査人は独立性を保ち、改善計画の作成には関与しない
システム監査人は監査対象から独立していなければならず、改善計画そのものを作成すると自らが作ったものを後から評価することになり、独立性と客観性を損なう。改善計画の立案と実施は監査対象部門の責任であり、監査人はその実施状況を確認・助言する立場にとどまる。
出典:令和1年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)システム監査のフォローアップにおいて、監査対象部門による改善が計画よりも遅れていることが判明した際に、システム監査人が採るべき行動はどれか。
正解:遅れの原因を確かめるために、監査対象部門に対策の内容や実施状況を確認する。
要点:監査人は独立性を保ち、改善状況の確認にとどめる
フォローアップは改善状況を確認する活動であり、システム監査人は独立性を保つ立場から、改善そのものを指示したり実施に加わったりしてはならない。遅れが判明した場合は、対策の内容や実施状況を確認して原因を把握し、必要に応じて改善を促すことが適切である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。