SAMLとIDフェデレーションとは?
SAMLとIDフェデレーションとは、組織をまたいで認証結果を受け渡すためのXMLベースの標準。認証を行う側(IdP)が署名付きのアサーションを発行し、サービス提供側(SP)はそれを検証して利用者を受け入れる。SPが自前で資格情報を持たずに済むため、クラウドサービス利用時の認証集約に使われる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2024年度)。
さむるとあいでぃーふぇでれーしょん
SAMLとIDフェデレーションの意味
組織をまたいで認証結果を受け渡すためのXMLベースの標準。認証を行う側(IdP)が署名付きのアサーションを発行し、サービス提供側(SP)はそれを検証して利用者を受け入れる。SPが自前で資格情報を持たずに済むため、クラウドサービス利用時の認証集約に使われる。
SAMLとIDフェデレーションの具体例
社員が業務用SaaSにアクセスすると社内IdPへ転送され、社内認証が済んでいれば署名付きアサーションを持ってSaaSへ戻り、そのままログインできる。退職処理はIdP側の1件の無効化で全SaaSに波及するため、サービスごとのアカウント削除漏れが起きにくい。
SAMLとIDフェデレーションは試験でどう引っ掛けられる?
SAMLが運ぶのは「誰であるか」の認証結果と属性であり、APIアクセス権の委譲を担うOAuthとは目的が違う。またアサーションの署名検証や宛先・有効期間の確認を省くと、偽造アサーションで任意の利用者に成り済まされる。
SAMLとIDフェデレーションと関連する用語
SAMLとIDフェデレーションが出た過去問
複数のシステムやサービスの間で利用されるSAML(Security Assertion Markup Language)はどれか。
正解:認証や認可に関する情報を交換するための仕様
要点:SAMLは認証・認可情報を組織間で交換しSSOを支える
SAMLは、認証の結果や利用者の属性、アクセスの可否といった情報をXML形式で記述し、組織やサービスをまたいでやり取りするための規格である。認証を行う側(IdP)が発行したアサーションをサービス提供側(SP)が信頼することで、一度の認証で複数サービスを利用するシングルサインオンを実現できる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問36(IPA)企業内のクライアントからクラウドサービスへのアクセスにSAML認証を利用したときのシステムの動作に関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、利用者IDとパス…
正解:認証サーバから認証結果をクライアント経由でクラウドサービスに送信する。
要点:SAMLは認証結果をクライアント経由でSPへ渡しパスワードを渡さない
SAMLでは、企業内の認証サーバ(IdP)が利用者を認証し、その結果をデジタル署名付きのアサーションとして発行する。アサーションは利用者のブラウザ(クライアント)経由でクラウドサービス(SP)へ渡され、SPは署名を検証して利用者を受け入れる。パスワード自体がクラウドサービス側へ渡らないことが、この方式の要点である。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問37(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。