フォローアップとは?
フォローアップとは、監査報告後、改善勧告に対する被監査部門の改善実施状況を監査人が継続的に確認する活動。改善が計画どおり進んでいるか、リスクが実際に低減されたかを確かめ、必要に応じて再度の報告を行う。
システム監査技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ふぉろーあっぷ
フォローアップの意味
監査報告後、改善勧告に対する被監査部門の改善実施状況を監査人が継続的に確認する活動。改善が計画どおり進んでいるか、リスクが実際に低減されたかを確かめ、必要に応じて再度の報告を行う。
フォローアップの具体例
半年後に改善実施状況の報告を求め、アクセス権棚卸の実施記録と承認記録を確かめる。
フォローアップは試験でどう引っ掛けられる?
フォローアップの範囲は「確認」まで。改善の実施や、実施を指示することは監査人の役割ではない。
フォローアップと関連する用語
フォローアップが出た過去問
“システム監査基準”における“監査の手順”はどれか。
要点:監査の実施手順は予備調査から本調査を経て評価・結論に至る
システム監査基準では、監査の実施を予備調査・本調査・評価および結論という流れで整理している。予備調査で監査対象の概要と統制状況を把握し、本調査で監査証拠を収集して監査手続を実施し、その結果を評価して結論を導く。報告やフォローアップはこの実施手順の後段に続く別の工程として位置付けられる。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問4(IPA)システム監査基準(平成30年)における、改善提案のフォローアップに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システム監査人は、監査対象部門が提出した改善実施状況報告書の確認に加え、改善内容の追加的な検証が必要かどうかを検討する。
要点:フォローアップは改善状況の確認まで、改善の実施・指示は監査人の役割外
フォローアップは、指摘した事項について改善が実際に行われたかを確かめる活動である。監査人は改善実施状況報告書の記載を確認するだけで終わらせず、記載内容が実態を伴っているか追加の検証が必要かを判断する。ただし改善そのものを実施したり実施を指示したりすると独立性を損なうため、監査人はあくまで確認・助言の立場にとどまる。
出典:令和2年度 10月 システム監査技術者試験 am2 問7(IPA)システム監査基準(平成30年)における“フォローアップ”の説明として、適切なものはどれか。
正解:システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
要点:フォローアップは改善提案の実施状況を監査人が継続的に確認する活動
フォローアップは監査の最終段階に位置づけられる活動で、監査報告書に記載した改善提案が実際に実行されているかを、監査人が情報を集めて継続的に確認するものである。改善そのものを実施したり指示したりすると独立性を損なうため、監査人はモニタリングと必要に応じた助言にとどまる。改善実施計画の策定は監査対象部門の責任である。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問4(IPA)システム監査基準(令和5年)の説明として、適切なものはどれか。
正解:システム監査が効果的かつ効率的に行われるために、システム監査のあるべき体制や実施方法等を示したもの
要点:監査基準は監査のやり方、管理基準は評価の物差しを示す
システム監査基準は、システム監査を効果的かつ効率的に実施するために、監査人の独立性・客観性、監査体制、計画から報告・フォローアップまでの実施方法といった「監査そのもののあるべき姿」を示した文書である。対して、監査で何を良し悪しの物差しとするか、すなわち情報システムのガバナンス・マネジメント・コントロールを点検評価する際の尺度を示すのはシステム管理基準であり、両者は対の関係にある。「監査のやり方の基準」か「評価の尺度」かで切り分けると判別しやすい。
出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。