リスクアプローチとは?
リスクアプローチとは、重要な虚偽表示や重大な問題が生じるリスクの高い領域に監査資源を重点的に配分し、リスクの低い領域は手続を簡略化する監査の進め方。限られた時間で監査の有効性と効率性を両立させる考え方。
システム監査技術者試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2020年度)。
りすくあぷろーち
リスクアプローチの意味
重要な虚偽表示や重大な問題が生じるリスクの高い領域に監査資源を重点的に配分し、リスクの低い領域は手続を簡略化する監査の進め方。限られた時間で監査の有効性と効率性を両立させる考え方。
リスクアプローチの具体例
手作業の割合が高く見積り要素の多い収益認識プロセスに監査工数を厚く配分し、定型化された小口経費精算は簡易な分析的手続にとどめる。
リスクアプローチは試験でどう引っ掛けられる?
「リスクが低い領域は監査しない」ではない。配分を軽くするだけで、対象から外すわけではない。
リスクアプローチと関連する用語
リスクアプローチが出た過去問
財務報告に係る内部統制監査におけるリスクアプローチの説明のうち,適切なものはどれか。
正解:想定されるリスクのうち,財務諸表の重要な虚偽表示リスクが高い項目に監査のリソースを重点的に配分する。
要点:リスクアプローチは重要な虚偽表示リスクの高い領域へ資源を重点配分する
リスクアプローチは、限られた監査資源を重要な虚偽表示リスクの高い領域に集中させる考え方である。全業務を一律に網羅的に調べるのではなく、リスク評価の結果に応じて手続の種類・時期・範囲を変える点が特徴になる。固有リスクだけでなく統制リスクも併せて評価し、リスクの高低に応じてリソースを配分する。
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問3(IPA)財務報告に係る内部統制監査におけるリスクアプローチの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:想定されるリスクのうち、財務諸表の重要な虚偽表示リスクが高い項目に監査のリソースを重点的に配分する。
要点:リスクアプローチは重要な虚偽表示リスクが高い領域へ資源を重点配分する
リスクアプローチとは、限られた監査資源を、誤りが生じたときの影響が大きい領域へ重点配分する考え方である。財務報告に係る内部統制監査では、財務諸表に重要な虚偽表示をもたらすリスクの高い勘定科目や業務プロセスを絞り込み、そこに手続を厚く適用する。全件を網羅的に洗う方式や、リスクと無関係な任意抽出はこの考え方に反する。
出典:令和2年度 10月 システム監査技術者試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。