ITガバナンスとは?
ITガバナンスとは、経営陣が組織の価値創出のため、ITの利用について方向づけ・監督する仕組み。組織のIT活用を評価し(Evaluate)、方向づけし(Direct)、モニタする(Monitor)というEDMモデルで説明される。マネジメント層がPDCAでIT活動を管理するのとは階層が異なる。
システム監査技術者試験の過去問では4回出題されています(2019年度〜2022年度)。
あいてぃーがばなんす
ITガバナンスの意味
経営陣が組織の価値創出のため、ITの利用について方向づけ・監督する仕組み。組織のIT活用を評価し(Evaluate)、方向づけし(Direct)、モニタする(Monitor)というEDMモデルで説明される。マネジメント層がPDCAでIT活動を管理するのとは階層が異なる。
ITガバナンスの具体例
取締役会がIT投資ポートフォリオを評価し、重点投資領域を指示し、四半期ごとに投資効果の報告を受けて軌道修正する。
ITガバナンスは試験でどう引っ掛けられる?
ガバナンス層はEDM(評価・指示・モニタ)、マネジメント層はPDCA。層と活動の対応が頻出。
ITガバナンスと関連する用語
ITガバナンスが出た過去問
システム管理基準(平成30年)において,ITガバナンスにおける説明として採用されているものはどれか。
正解:EDMモデル
要点:ITガバナンスは評価・指示・モニタからなるEDMモデルで説明される
システム管理基準の平成30年版は、ITガバナンスの説明にEDMモデルを採用している。これはJIS Q 38500に由来する考え方で、経営陣が評価し、指示し、モニタするという三つの行為でITの利用を統治するという枠組みである。マネジメント層が回すPDCAサイクルとは階層が異なる点を押さえておきたい。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問1(IPA)システム管理基準(平成30年)において,経営陣がITガバナンスを成功に導くために採用することが望ましい原則としているものはどれか。
正解:責任,戦略,取得,パフォーマンス,適合,人間行動
要点:ITガバナンスの原則は責任・戦略・取得など六つで構成される
システム管理基準はJIS Q 38500の考え方を取り入れ、ITガバナンスの原則として責任、戦略、取得、パフォーマンス、適合、人間行動の六つを掲げている。経営陣はこれらの原則に照らして、ITの利用が組織の目的に沿っているかを評価・指示・モニタする。管理原則や品質マネジメント原則と混同しやすい。
出典:令和1年度 春期 システム監査技術者試験 am2 問3(IPA)システム管理基準(平成30年)において、ITガバナンスにおける説明として採用されているものはどれか。
正解:EDMモデル
要点:ITガバナンスは経営陣が評価・指示・モニタを回すEDMモデルで説明される
システム管理基準(平成30年)は、ITガバナンスの説明にJIS Q 38500系のEDMモデルを採用している。経営陣が、ITの利活用を評価(Evaluate)し、方向づけ(Direct)、その実施状況を監視(Monitor)するという三つの行為の繰り返しでガバナンスを働かせる考え方である。EDMはマネジメント側のPDCAを経営陣が外から統治する枠組みであり、両者は階層が異なる。
出典:令和3年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問1(IPA)システム管理基準(平成30年)において、経営陣がITガバナンスを成功に導くために採用することが望ましい原則としているものはどれか。
正解:責任、戦略、取得、パフォーマンス、適合、人間行動
要点:ITガバナンスの原則は責任・戦略・取得・パフォーマンス・適合・人間行動
システム管理基準はITガバナンスの原則としてJIS Q 38500の六つの原則を掲げている。すなわち、責任、戦略、取得、パフォーマンス、適合、人間行動である。経営陣はこれらの原則を踏まえ、EDM(評価・指示・モニタ)によってITの利活用を統治する。他の選択肢はOODAループ、ファヨールの管理過程、品質マネジメントの7原則であり、いずれも別の枠組みである。
出典:令和4年度 秋期 システム監査技術者試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。