デジタル署名とは?
デジタル署名とは、送信者が自分の秘密鍵でメッセージのハッシュ値を暗号化して付与し、受信者が送信者の公開鍵で検証することで、作成者の正当性と改ざんの有無を確認する仕組み。
データベーススペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2025年度)。
デジタルしょめい
デジタル署名の意味
送信者が自分の秘密鍵でメッセージのハッシュ値を暗号化して付与し、受信者が送信者の公開鍵で検証することで、作成者の正当性と改ざんの有無を確認する仕組み。
デジタル署名の具体例
他システムから日次で受け取る口座マスタ更新ファイルに、送信元の秘密鍵による署名を付けてもらう運用にした。取込バッチが公開鍵で検証し、不一致なら1件も投入せず処理を止める。これで経路上の改ざんと送信元の詐称を、DBへ書く前に同時に弾ける。
デジタル署名は試験でどう引っ掛けられる?
署名の生成に使うのは送信者の秘密鍵、検証に使うのは送信者の公開鍵。暗号化(受信者の公開鍵で暗号化)と鍵の使い方が逆になる。
デジタル署名と関連する用語
デジタル署名が出た過去問
インターネットで電子メールを送信するとき、メッセージの本文の暗号化に共通鍵暗号方式を用い、共通鍵の受渡しに公開鍵暗号方式を用いるものはどれか。
正解:S/MIME
要点:S/MIMEは本文を共通鍵、鍵配送を公開鍵で行うハイブリッド方式
S/MIMEは電子メールの暗号化とディジタル署名の標準で、本文は処理が速い共通鍵暗号で暗号化し、その共通鍵を受信者の公開鍵で暗号化して一緒に送る。この組合せをハイブリッド暗号方式といい、速度と鍵配送の安全性を両立させる典型的な方法である。
出典:令和1年度 春期 データベーススペシャリスト試験 am2 問20(IPA)メッセージにRSA方式のデジタル署名を付与して2者間で送受信する。そのときに使用するデジタル署名の検証鍵とその使用方法はどれか。
正解:送信者の公開鍵であり、受信者がデジタル署名からメッセージダイジェストを取り出す際に使用する。
要点:デジタル署名の検証には送信者の公開鍵を使う
デジタル署名では、送信者がメッセージのハッシュ値(ダイジェスト)を自分の秘密鍵で変換して署名を作る。受信者はこれに対応する送信者の公開鍵を使って署名からダイジェストを取り出し、自分で計算し直したダイジェストと突き合わせる。したがって検証に使う鍵は送信者の公開鍵であり、暗号化通信で使う受信者の鍵とは役割が異なる。
出典:令和7年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。