性能設計(応答時間・スループット)とは?
性能設計(応答時間・スループット)とは、応答時間は要求を出してから結果が返るまでの時間、ターンアラウンドタイムは依頼から全結果を受け取るまでの時間、スループットは単位時間あたりの処理量。性能要件はこれらを、対象処理・負荷条件・測定位置とともに定義する。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2022年度)。
せいのうせっけい
性能設計(応答時間・スループット)の意味
応答時間は要求を出してから結果が返るまでの時間、ターンアラウンドタイムは依頼から全結果を受け取るまでの時間、スループットは単位時間あたりの処理量。性能要件はこれらを、対象処理・負荷条件・測定位置とともに定義する。
性能設計(応答時間・スループット)の具体例
「ピーク時(毎秒200件)でも検索の応答時間は95パーセンタイルで1秒以内」と条件付きで合意する。
性能設計(応答時間・スループット)は試験でどう引っ掛けられる?
平均値だけの合意は無意味になりやすい。パーセンタイルや最大値を併記するのが実務上の要点。
性能設計(応答時間・スループット)が出た過去問
ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて、ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで、このシステムは主記憶が不足…
正解:ページ内の無駄な空き領域が減少するので、主記憶不足が緩和される。
要点:ページを小さくすると内部断片化が減り主記憶を有効利用
ページ方式では、プログラムの最後の半端な部分がページを埋めきらず、余りが使われないまま残る(内部断片化)。プログラムの大半がページサイズの半分以下という状況では、この無駄が特に大きい。ページサイズを半分にすれば1ページあたりの余りが減り、主記憶を有効に使えるようになるので、逼迫していた主記憶の不足が緩和される。
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問8(IPA)ほとんどのプログラムの大きさがページサイズの半分以下のシステムにおいて、ページサイズを半分にしたときに予想されるものはどれか。ここで、このシステムは主記憶が不足…
正解:ページ内の無駄な空き領域が減少するので、主記憶不足が緩和される。
要点:ページサイズ縮小は内部断片化を減らし主記憶不足を緩和
ページ単位で割り当てるため、プログラムがページを使い切らない場合は末尾に未使用領域が残る(内部断片化)。プログラムの大きさがページサイズの半分以下なら、この無駄が特に大きい。ページサイズを半分にすればこの空き領域が減り、同じ主記憶でより多くのプログラムを収められるので、主記憶不足が緩和される。
出典:令和1年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問9(IPA)プログラム実行時の主記憶管理に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:プログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収して再度使用可能にすることを、ガーベジコレクションという。
要点:不要になったヒープを自動回収するのがガーベジコレクション
ガーベジコレクションは、ヒープ上に確保されたが既に参照されなくなった領域を実行時に自動的に検出して回収し、再利用可能にする仕組みである。プログラマによる明示的な解放漏れに起因するメモリリークを防げる一方、回収処理が不定期に走るため実時間性が要求される組込みシステムでは応答時間への影響に注意が必要である。
出典:令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。