TTLとDNSキャッシュとは?
TTLとDNSキャッシュとは、レコードに付与される保持可能時間と、それに従って応答を蓄えるキャッシュの仕組み。値を短くすると切替が速い代わりに問合せ量が増え、長くすると負荷は下がるが誤った情報や汚染された情報が長く居座る。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では4回出題されています(2019年度〜2025年度)。
てぃーてぃーえるとでぃーえぬえすきゃっしゅ
TTLとDNSキャッシュの意味
レコードに付与される保持可能時間と、それに従って応答を蓄えるキャッシュの仕組み。値を短くすると切替が速い代わりに問合せ量が増え、長くすると負荷は下がるが誤った情報や汚染された情報が長く居座る。
TTLとDNSキャッシュの具体例
インシデントで切り替えが必要になる可能性のある公開サービスは、平時から数分程度に抑えておく。逆に長い値のまま偽の情報を注入されると、その期間中は正しい応答を返せないため、事故時にはキャッシュの消去を手順に含める。
TTLとDNSキャッシュは試験でどう引っ掛けられる?
短くすれば安全という単純な話ではない点。問合せ回数が増えれば偽装応答を試みる機会も増えるため、可用性と汚染耐性の両面から値を決める必要がある。
TTLとDNSキャッシュと関連する用語
TTLとDNSキャッシュが出た過去問
TTLレベルの2入力AND回路を3入力AND回路にするために入力部に回路を追加した。3入力AND回路として、適切なものはどれか。
正解:2本の入力線それぞれにダイオード(カソードが入力側、アノードが接続点側)を介して1点で接続し、その接続点を抵抗でVccに接続(プルアップ)してから2入力AND素子の一方の入力へ、3本目の入力線は直接AND素子のもう一方の入力へ入れる構成
要点:プルアップ抵抗とダイオードでAND入力を追加できる
2入力AND素子の一方の入力に、2本の入力線をそれぞれダイオード経由で接続し、その共通点をプルアップ抵抗でVccに引き上げると、どちらかの入力がローになったときダイオードが導通して共通点がローに引き下げられる。両方がハイのときだけ共通点がハイに保たれるので、この部分がダイオードANDとして働き、全体で3入力ANDが実現できる。プルダウン抵抗にすると導通条件が逆になり、OR的な動作になってしまう。
出典:令和1年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)TTLレベルの2入力AND回路を3入力AND回路にするために入力部に回路を追加した。3入力AND回路として、適切なものはどれか。
正解:Vccから抵抗を介した接続点に、入力2本からのダイオードを接続し、その接続点をAND回路の1入力とする構成(プルアップ、ダイオード向きパターン1)
要点:プルアップ抵抗とダイオードでAND入力を追加できる
2入力AND素子の一方の入力に、2本の入力線をそれぞれダイオード経由で接続し、その共通点をプルアップ抵抗でVccに引き上げる構成を取る。どちらかの入力がローになるとダイオードが導通して共通点がローに引き下げられ、両方がハイのときだけ共通点がハイに保たれるので、この部分がダイオードANDとして働き全体で3入力ANDになる。プルダウン抵抗にすると導通条件が逆になり、AND条件として機能しない。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問13(IPA)TCP/IPネットワークにおけるICMPの機能として、適切なものはどれか。
正解:IPパケットが経由したルータの数が規定値に達したことを送信元に通知する。
要点:ICMPはTTL超過などIP通信のエラーを送信元へ通知する
ICMPは、IP通信の際に生じたエラーや制御情報を通知するためのプロトコルである。IPヘッダのTTLは中継のたびに減らされ、0になるとパケットが破棄されるが、このとき破棄したルータが送信元へ時間超過(Time Exceeded)のメッセージを返す。tracerouteはこの仕組みを利用して経路を調べている。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問15(IPA)DNSキャッシュサーバAと権威DNSサーバCにDNSSECを導入した。PCがDNSキャッシュサーバAを用いてWebサーバBの名前解決を行うとき、DNSキャッシュ…
正解:権威DNSサーバCではDNS応答にデジタル署名を付加し、DNSキャッシュサーバAではDNS鍵を用いてDNS応答について真正性と完全性を検証する。
要点:DNSSECは権威サーバが署名し問合せ側が検証する
DNSSECでは、ゾーンを管理する権威DNSサーバが応答レコードに対する電子署名(RRSIG)を付け、問い合わせた側がゾーンの公開鍵(DNSKEY)で検証する。この設問の構成では署名を付けるのは権威DNSサーバC、検証するのは問い合わせたDNSキャッシュサーバAとなる。DNSSECは応答の真正性と完全性を保証する仕組みであって、通信内容を秘匿する暗号化ではない点に注意する。
出典:令和7年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。