サンプリング(試査)とは?
サンプリング(試査)とは、監査対象となる母集団(全取引・全レコードなど)の中から一部を抽出して検証し、その結果から母集団全体の状況を推定する監査技法。全件を検証する精査に対し、時間・コストを抑えつつ一定の保証を得る方法として用いられる。統計的な手法を用いて標本数を決める統計的サンプリングと、監査人の判断で抽出する非統計的サンプリングがある。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2019年度)。
さんぷりんぐ(しさ)
サンプリング(試査)の意味
監査対象となる母集団(全取引・全レコードなど)の中から一部を抽出して検証し、その結果から母集団全体の状況を推定する監査技法。全件を検証する精査に対し、時間・コストを抑えつつ一定の保証を得る方法として用いられる。統計的な手法を用いて標本数を決める統計的サンプリングと、監査人の判断で抽出する非統計的サンプリングがある。
サンプリング(試査)の具体例
1年間の全受注伝票を精査する代わりに、統計的に必要な標本数を算出し、その範囲でランダムに抽出した伝票について入力の正確性を確認する。
サンプリング(試査)は試験でどう引っ掛けられる?
精査との対比を取り違えやすい。母集団を全件検証するのが精査、一部を抽出するのが試査(サンプリング)。また統計的サンプリングかどうかは標本数の多さでは決まらない。無作為に抽出し、結果を確率論に基づいて母集団へ推定するかどうかが分岐点で、監査人の経験で選ぶのは非統計的サンプリング。
サンプリング(試査)と関連する用語
サンプリング(試査)が出た過去問
音声のサンプリングを1秒間に11,000回行い,サンプリングした値をそれぞれ8ビットのデータとして記録する。このとき,512×10^6バイトの容量をもつフラッシ…
正解:775
要点:録音容量=標本化周波数×量子化バイト数×秒数で換算する
1回の標本が8ビット=1バイトなので、1秒当たりのデータ量は11,000バイトになる。512×10^6バイトを11,000で割ると約46,545秒であり、60で割ると約775.8分。最大何分かを問われているので775分となる。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問25(IPA)PCM方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し,圧縮せずにリアルタイムで転送したところ,転送速度は64,000ビット/秒で…
正解:125
要点:標本化周波数=転送速度÷量子化ビット数。間隔はその逆数
1回の標本化で8ビットのデータが生じ、それを圧縮せずに毎秒64,000ビットで送っているので、1秒あたりの標本化回数は64,000÷8=8,000回である。サンプリング間隔はその逆数なので1÷8,000秒=0.000125秒となる。マイクロ秒は100万分の1秒なので、0.000125秒は125マイクロ秒である。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問4(IPA)音声のサンプリングを1秒間に11,000回行い、サンプリングした値をそれぞれ8ビットのデータとして記録する。このとき、512×10^6バイトの容量をもつフラッシ…
正解:775
要点:音声データ量=標本化周波数×量子化ビット数÷8×秒数
1秒あたりのデータ量は、標本化回数11,000回に1回分8ビット=1バイトを掛けて11,000バイトとなる。記録できる秒数は512×10^6÷11,000で約46,545秒である。これを60で割ると約775.8分となり、記録できるのは最大775分である。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問25(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。