スラッシングとは?
スラッシングとは、主記憶が不足してページの入替えが頻発し、CPUがほとんどページイン・ページアウトの待ちに費やされてスループットが激減する状態。多重度を上げすぎたときに、ある点を境に急激に性能が落ちる現象として現れる。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2026年度)。
すらっしんぐ
スラッシングの意味
主記憶が不足してページの入替えが頻発し、CPUがほとんどページイン・ページアウトの待ちに費やされてスループットが激減する状態。多重度を上げすぎたときに、ある点を境に急激に性能が落ちる現象として現れる。
スラッシングの具体例
同時実行するプロセス数を増やしていくと、各プロセスに割り当てられるページ枠が減り、必要な作業集合が載らなくなる。すると全プロセスが互いのページを追い出し合い、CPU使用率が下がるのにディスクだけが動き続ける。
スラッシングは試験でどう引っ掛けられる?
対策として「多重度を上げる」は逆効果。正しい対処は多重度を下げるか主記憶を増設すること。CPU使用率が低いのを見て仕事を追加投入すると、事態はさらに悪化する。
スラッシングと関連する用語
スラッシングが出た過去問
仮想記憶システムにおいて主記憶の容量が十分でない場合,プログラムの多重度を増加させるとシステムのオーバヘッドが増加し,アプリケーションのプロセッサ使用率が減少す…
正解:スラッシング
要点:スラッシングは実記憶不足でページ入替えに追われる状態
実記憶が不足した状態で多重度を上げると、各プロセスが必要とするページを奪い合ってページの追い出しと読み込みが頻発する。その結果、本来の処理よりページ入替えの処理に時間が費やされ、アプリケーションのプロセッサ使用率が下がる。この現象をスラッシングと呼ぶ。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問17(IPA)メモリリークの説明として、適切なものはどれか。
正解:OSやアプリケーションのバグなどが原因で、動作中に確保した主記憶が解放されないことであり、これが発生すると主記憶中の利用可能な部分が減少する。
要点:メモリリークは確保した主記憶の解放漏れで空きが減る不具合
メモリリークは、動的に確保した主記憶を使い終わった後に解放し忘れる不具合で、プログラムが動き続けるほど利用可能な空きが減っていく。最終的にメモリ不足で性能低下や異常終了を招く。スラッシング、オーバレイ、フラグメンテーションといった類似の主記憶トラブルとの区別が問われやすい。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問16(IPA)仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて,処理の多重度を増やしたところ,ページイン,ページアウトが多発して,システムの応答速度が急激に遅くなった。このような現…
正解:スラッシング
要点:スラッシングは多重度過多でページング多発し性能低下
スラッシングは、多重度を上げすぎて各プロセスに割り当てられる実記憶が不足し、ページイン・ページアウトが頻発してCPUが本来の処理よりページ置換えに費やされる状態をいう。結果としてスループットが急激に低下する。多重度を下げるか実記憶を増設することで解消する。
出典:令和8年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。