バックアップ運用(フル・差分・増分)とは?
バックアップ運用(フル・差分・増分)とは、システムのデータを定期的に複製・保存する運用。全データを毎回複製する「フルバックアップ」、前回のフルバックアップ以降の変更分をまとめて保存する「差分バックアップ」、直前のバックアップ以降の変更分だけを保存する「増分バックアップ」がある。復元時に必要な手順・所要時間が方式によって異なる。
基本情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2019年度〜2025年度)。
ばっくあっぷうんよう
バックアップ運用(フル・差分・増分)の意味
システムのデータを定期的に複製・保存する運用。全データを毎回複製する「フルバックアップ」、前回のフルバックアップ以降の変更分をまとめて保存する「差分バックアップ」、直前のバックアップ以降の変更分だけを保存する「増分バックアップ」がある。復元時に必要な手順・所要時間が方式によって異なる。
バックアップ運用(フル・差分・増分)の具体例
週1回フルバックアップを取得し、それ以外の日は増分バックアップを行う場合、障害発生時はフルバックアップに加えて障害発生日までのすべての増分バックアップを順に適用して復元する必要がある。差分バックアップなら、フルバックアップと最新の差分バックアップの2つだけで復元できる。
バックアップ運用(フル・差分・増分)は試験でどう引っ掛けられる?
増分バックアップは復元に必要なファイル数が多くなり手順が複雑になる一方、バックアップ自体にかかる時間・容量は少なくて済む。差分バックアップはその中間という、方式ごとのトレードオフが問われる。
バックアップ運用(フル・差分・増分)と関連する用語
バックアップ運用(フル・差分・増分)が出た過去問
ディスク障害時に、フルバックアップを取得してあるテープからディスクにデータを復元した後、フルバックアップ取得時以降の更新後コピーをログから反映させてデータベース…
正解:ロールフォワード
要点:ロールフォワードは更新後ログで先へ進めて回復する
ロールフォワードは、バックアップから復元した時点以降の更新後ログを順に適用し、障害直前の状態まで進める回復方法である。媒体障害からの回復で用いられる。これに対しロールバックは、更新前ログを使ってトランザクションの開始時点まで戻す方法で、処理途中の異常終了に対応する。進めるか戻すかで区別する。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)バックアップ方式の説明のうち、増分バックアップはどれか。ここで、最初のバックアップでは、全てのファイルのバックアップを取得し、OSが管理しているファイル更新を示…
正解:直前に行ったバックアップの後、ファイル更新を示す情報があるファイルだけをバックアップし、ファイル更新を示す情報はリセットする。
要点:増分は直前以降の更新分+フラグリセット、差分はフラグを残す
増分バックアップは、直前に取ったバックアップ以降に更新されたファイルだけを対象とし、取得後は更新フラグをリセットする方式である。毎回リセットするため各回の対象が重複せず、バックアップ量と所要時間は最小になるが、復元には初回のフルバックアップと以降すべての増分が必要になる。フラグをリセットせず初回以降の更新分を毎回まとめて取る方式は差分バックアップである。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問19(IPA)ディスク障害時に、フルバックアップを取得してあるテープからディスクにデータを復元した後、フルバックアップ取得時以降の更新後コピーをログから反映させてデータベース…
正解:ロールフォワード
要点:ロールフォワードは更新後ログで先へ進めて回復する
ロールフォワードは、バックアップから復元した時点以降の更新後ログを順に適用し、障害の直前の状態まで進めて回復する方法である。媒体障害からの回復で用いる。これに対しロールバックは更新前ログを使って処理の開始時点へ戻す方法で、トランザクションの異常終了に対応する。進めるか戻すかで区別する。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問46(IPA)A社は従業員200名の電子機器メーカーである。東京に本社があり、新潟に工場がある。 A社では、ファイルサーバを図1のように運用している。 〔図1 A社のファイル…
正解:a1: 火曜日の正午 / a2: 4.50 / a3: CISO
要点:RPOは遡る時点、RTOは復旧時間。承認者はCISO
RPOが72時間なので、金曜日の正午に障害が起きた場合は少なくともその72時間前、つまり火曜日の正午時点のデータまでは復元できなければならない。木曜日の正午の障害では、土曜日のフルバックアップに加えて火曜日と木曜日の2回分の増分バックアップを適用するため、4時間+0.25時間×2=4.50時間かかる。またICT継続の計画書のような重要文書は、担当者や監査部門ではなく責任者であるCISOが承認する。
出典:令和7年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuB 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。