フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントとは?
フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントとは、障害発生時の設計思想の分類。フェールセーフは障害時に安全側へ制御する設計(例:踏切は故障すると遮断機が下りたままになる)。フェールソフトは障害が起きても機能を縮退させながら稼働を継続する設計。フォールトトレラントは冗長構成によって障害発生時も性能を落とさず稼働を継続する設計。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2018年度)。
ふぇーるせーふ・ふぇーるそふと・ふぉーるとといれらんと
フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントの意味
障害発生時の設計思想の分類。フェールセーフは障害時に安全側へ制御する設計(例:踏切は故障すると遮断機が下りたままになる)。フェールソフトは障害が起きても機能を縮退させながら稼働を継続する設計。フォールトトレラントは冗長構成によって障害発生時も性能を落とさず稼働を継続する設計。
フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントの具体例
飛行機のエンジンが1基故障しても残りのエンジンで飛行を継続できる設計はフォールトトレラントの考え方、システムの一部機能を止めて他の機能だけで運用を続けるのはフェールソフトの考え方にあたる。
フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントは試験でどう引っ掛けられる?
フェールセーフ(安全優先で機能を止める)とフェールソフト(機能を落としても稼働継続を優先する)の方向性の違いを混同しやすい。
フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントと関連する用語
フェールセーフ・フェールソフト・フォールトトレラントが出た過去問
“システム管理基準”に基づいて,システムの信頼性,安全性,効率性を監査する際に,システムが不正な使用から保護されているかどうかという安全性の検証項目として,最も…
正解:アクセス管理機能の検証
要点:不正使用からの保護はアクセス管理機能で確認する
システムが不正な使用から守られているかという安全性の観点では、誰がどの資源にアクセスできるかを制御する仕組みが適切に働いているかを確かめる必要がある。したがってアクセス管理機能の検証が該当する。フェールソフトやフォールトトレラント、リカバリは、いずれも障害に対する信頼性・可用性の観点の項目である。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問58(IPA)安全性や信頼性を確保するための設計のうち,フールプルーフに該当するものはどれか。
正解:利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。
要点:フールプルーフは人の誤操作を前提に設計で防ぐ
フールプルーフは、利用者が誤った操作をしても危険な状態にならないよう、あらかじめ設計で防いでおく考え方である。想定外の入力を受け付けない、扉が閉まっていないと動かないといった作り込みが該当する。故障が起きた後の振る舞いを定めるフェールセーフやフェールソフト、冗長化のフォールトトレランスとは着眼点が異なる。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)フォールトトレラントシステムを実現する上で不可欠なものはどれか。
正解:システム構成に冗長性をもたせ、部品が故障してもその影響を最小限に抑えることによって、システム全体には影響を与えずに処理が続けられるようにする。
要点:フォールトトレラントの前提は冗長構成による処理の継続
フォールトトレラントは、故障が起きてもシステム全体としては機能を保ち続けるという考え方である。これを実現するには装置や経路を二重化するなど構成に冗長性を持たせ、一部が壊れても他が肩代わりできるようにしておくことが欠かせない。ログ取得やバックアップは復旧を助ける手段であり、故障中も動き続けることそのものは保証しない。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。