ユークリッドの互除法とは?
ユークリッドの互除法とは、2つの整数の最大公約数を効率よく求めるアルゴリズム。大きい方の数を小さい方の数で割った余りを求め、割る数と余りの組に対して同じ操作を余りが0になるまで繰り返すことで最大公約数を得る。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2019年度)。
ゆーくりっどのごじょほう
ユークリッドの互除法の意味
2つの整数の最大公約数を効率よく求めるアルゴリズム。大きい方の数を小さい方の数で割った余りを求め、割る数と余りの組に対して同じ操作を余りが0になるまで繰り返すことで最大公約数を得る。
ユークリッドの互除法の具体例
48と18の最大公約数を求めるとき、48÷18=2余り12、18÷12=1余り6、12÷6=2余り0となり、最後に割った数である6が最大公約数となる。
ユークリッドの互除法は試験でどう引っ掛けられる?
求まるのは最大公約数であって最小公倍数ではない(最小公倍数は2数の積÷最大公約数)。繰り返しの終了条件は「余りが0になったとき」で、答えはそのときの割る数。最後の余りそのものを答えにしないよう注意する。
ユークリッドの互除法と関連する用語
ユークリッドの互除法が出た過去問
整数x,y(x>y≧0)に対して,次のように定義された関数F(x,y)がある。F(231,15)の値は幾らか。ここで,x mod yはxをyで割った余りである。…
正解:3
要点:F(x,y)=F(y, x mod y)は互除法。答えは最大公約数
この再帰関数はユークリッドの互除法そのもので、最終的に最大公約数を返す。実際に追うと231を15で割った余りは6、次に15を6で割った余りは3、次に6を3で割った余りは0となり、第2引数が0になった時点の第1引数3が値となる。231=3×7×11、15=3×5なので最大公約数3と一致する。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問7(IPA)関数f(x, y)が次のとおり定義されているとき,f(775, 527)の値は幾らか。ここで,x mod yはxをyで割った余りを返す。 f(x, y): if…
正解:31
要点:剰余で再帰する関数はユークリッドの互除法=最大公約数
この関数はユークリッドの互除法そのもので、最終的に2数の最大公約数を返します。実際にたどると775÷527の余りは248、527÷248の余りは31、248÷31は割り切れて余り0となり、yが0になった時点のx=31が返ります。775=25×31、527=17×31なので、最大公約数が31であることとも一致します。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問6(IPA)次の流れ図は、2数A, Bの最大公約数を求めるユークリッドの互除法を、引き算の繰返しによって計算するものである。Aが876、Bが204のとき、何回の比較で処理は…
正解:11
要点:減算型互除法は等しくなるまでの比較回数を数える
大きい方から小さい方を引く操作を、両者が等しくなるまで繰り返す。876と204では、204を4回引いて60になり(比較4回)、次に60を204側から3回引いて24になり(比較7回目まで)、続いて60から24を2回引いて12(9回目まで)、24から12を引いて12(10回目)、最後に12と12が等しいと判定して終了する。よって比較の回数は11回となる。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。