レスポンスタイムとは?
レスポンスタイムとは、利用者が処理を依頼してから、システムが最初の応答を返し始めるまでの時間。処理が完全に終わるまでの時間である「ターンアラウンドタイム」とは区別される。
基本情報技術者試験の過去問では6回出題されています(2016年度〜2023年度)。
れすぽんすたいむ
レスポンスタイムの意味
利用者が処理を依頼してから、システムが最初の応答を返し始めるまでの時間。処理が完全に終わるまでの時間である「ターンアラウンドタイム」とは区別される。
レスポンスタイムの具体例
Webサイトで検索ボタンを押してから、画面に結果が表示され始めるまでの待ち時間がレスポンスタイム。バッチ処理でジョブ投入から結果出力まで全て終わる時間はターンアラウンドタイムと呼ばれる。
レスポンスタイムは試験でどう引っ掛けられる?
最初の応答が返り始めるまでがレスポンスタイム、依頼から結果がすべて出終わるまでがターンアラウンドタイム。単位時間あたりの処理量を表すスループットとも別の指標で、三つを取り違えやすい。
レスポンスタイムと関連する用語
レスポンスタイムが出た過去問
ITサービスマネジメントのキャパシティ管理プロセスにおける,オンラインシステムの容量・能力の利用の監視についての注意事項のうち,適切なものはどれか。
正解:応答時間やCPU使用率などの複数の測定項目を定常的に監視する。
要点:キャパシティ管理は複数指標を定常的に監視し傾向を見る
キャパシティ管理では、応答時間、CPU使用率、ディスク使用量、トラフィック量といった複数の指標を、常時継続して監視する。単一の指標や瞬間の最大値だけでは、能力不足の予兆や傾向を捉えられないためである。傾向を蓄積することで、将来の増強計画にもつなげられる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問57(IPA)サービスマネジメントにおいて、サービスレベル管理の要求事項はどれか。
正解:提供するサービスのサービスカタログとSLAを作成し、顧客と合意する。
要点:サービスレベル管理はSLAを顧客と合意し維持するプロセス
サービスレベル管理は、提供するサービスの内容を明確にし、可用性や応答時間などの目標水準を顧客と合意して維持・改善していくプロセスである。そのためサービスカタログとSLAを作成して顧客と合意することが中心的な要求事項になる。可用性管理、容量・能力管理、サービスの予算業務および会計業務はそれぞれ別のプロセスである。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問55(IPA)新規システムにおけるデータのバックアップ方法に関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:業務処理がバックアップ処理と重なると応答時間が長くなる可能性がある場合には、両方の処理が重ならないようにスケジュールを立てる。
要点:バックアップは業務時間と重ならないよう計画し、媒体は分ける
バックアップ処理は大量のデータ読出しを伴うためシステムに負荷をかけ、オンライン業務と同時に走ると応答時間の悪化を招く。そのため業務が動く時間帯を避けてバックアップを実施するようスケジュールを組むのが基本である。同一媒体への保存や復旧時間の考え方には誤りが含まれる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問56(IPA)ITサービスをアウトソーシングする際の,システム保守品質・運用品質の低下リスクへの対応策はどれか。
正解:サービス品質を示す指標を用い,目標とする品質のレベルを委託先と取り決めた上で,サービス品質の改善活動を進めていく。
要点:品質低下リスクは品質指標と目標水準の合意で管理する
アウトソーシングで品質が下がるリスクへの対策は、品質を測れる形にして継続的に管理することです。可用性や応答時間などのサービス品質指標を定め、目標水準を委託先と合意(SLA)した上で、実績を評価しながら改善活動を回します。費用の透明化や自社人材の確保は、コスト管理や依存低減の対策であり、品質低下そのものへの直接的な手当てにはなりません。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問62(IPA)システムが単位時間内にジョブを処理する能力の評価尺度はどれか。
正解:スループット
要点:スループットは単位時間の仕事量、応答時間は待ち時間の指標
システムの性能指標には、単位時間あたりにどれだけの仕事量をこなせるかを見るものと、1件の処理がどれだけ速く返るかを見るものがある。前者を表すのがスループットで、一定時間に処理できるジョブ数などで測る。後者にあたる応答時間やターンアラウンドタイムは、利用者から見た待ち時間の指標であって処理能力の量を表すものではない。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。