人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは?
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)とは、人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2019年度)。
じんてききょうい
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の意味
人の行為に起因する脅威の総称。悪意のない誤操作・誤送信・紛失などの過失と、意図的な持ち出しや改ざんなどの故意に分かれる。技術的対策だけでは防げず、教育・手順・権限設計で減らす対象であることが繰り返し問われる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)の具体例
案内メールを送る際、宛先欄に取引先100社を並べて送信し、互いのアドレスが全員に見える状態になった。以後は一斉送信を専用ツールに限定し、宛先が一定数を超えると送信前に確認画面を出す設定へ変更した。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)は試験でどう引っ掛けられる?
人的脅威を「内部不正」だけと考えるのは狭すぎる。件数としては過失が圧倒的に多い。地震・停電などの環境要因は物理的脅威、不正プログラムは技術的脅威として区別される点も押さえる。
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)と関連する用語
人的脅威(誤操作・紛失・不正行為)が出た過去問
ビッグデータ活用の発展過程を次の4段階に分類した場合、第4段階に該当する活用事例はどれか。〔ビッグデータ活用の発展段階〕第1段階:過去や現在の事実の確認(どうだ…
正解:ビッグデータを基に、利用者の誤操作の原因と、それによる故障率の増加を推定し、利用者の誤操作を招きにくいユーザインタフェースに改良する。
要点:第4段階は分析結果を具体的な施策や改良に結び付ける
第4段階は「どうしたら良いのか」という将来の施策への展開である。誤操作の原因と故障率の増加という推定結果を踏まえて、実際にユーザインタフェースを改良するという行動につなげている事例が該当する。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問63(IPA)安全性や信頼性を確保するための設計のうち,フールプルーフに該当するものはどれか。
正解:利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。
要点:フールプルーフは人の誤操作を前提に設計で防ぐ
フールプルーフは、利用者が誤った操作をしても危険な状態にならないよう、あらかじめ設計で防いでおく考え方である。想定外の入力を受け付けない、扉が閉まっていないと動かないといった作り込みが該当する。故障が起きた後の振る舞いを定めるフェールセーフやフェールソフト、冗長化のフォールトトレランスとは着眼点が異なる。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)不正が発生する際には"不正のトライアングル"の3要素全てが存在すると考えられている。"不正のトライアングル"の構成要素の説明として、適切なものはどれか。
正解:"機会"とは、情報システムなどの技術や物理的な環境、組織のルールなど、内部者による不正行為の実行を可能又は容易にする環境の存在である。
要点:不正は機会・動機・正当化の三つがそろったときに起こる
不正のトライアングルは、機会、動機、正当化の三要素がそろったときに不正が起こるとする考え方である。機会は、管理が甘く不正を実行できてしまう環境の存在を指す。動機はノルマや借金などの必要に迫られた事情、正当化は自分の行為を都合よく納得させる理由付けであり、動機と正当化の説明を入れ替えた選択肢に注意する。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問42(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。