優先度(影響度と緊急度)とは?
優先度(影響度と緊急度)とは、対応の順序を決めるために、業務への影響度と、対応を待てる時間の短さである緊急度を組み合わせて算出する区分。申告者の主観ではなく、あらかじめ合意した基準表で機械的に決めることが要件として問われる。
基本情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2016年度〜2022年度)。
ゆうせんど
優先度(影響度と緊急度)の意味
対応の順序を決めるために、業務への影響度と、対応を待てる時間の短さである緊急度を組み合わせて算出する区分。申告者の主観ではなく、あらかじめ合意した基準表で機械的に決めることが要件として問われる。
優先度(影響度と緊急度)の具体例
影響度を利用者数(全社・部門・個人)、緊急度を業務の締切までの余裕で3段階に定め、その積で優先度1〜5を割り当てる。優先度1は15分以内に一次対応、優先度4は翌営業日と目標を定め、サービスデスクの判断のばらつきをなくす。
優先度(影響度と緊急度)は試験でどう引っ掛けられる?
影響度と緊急度は別物である。全社に影響しても月末まで使わない機能なら緊急度は低い。逆に利用者1人でも当日の決算処理を止めるなら緊急度は高い。利用者数だけで優先度を決めるのは誤り。
優先度(影響度と緊急度)と関連する用語
優先度(影響度と緊急度)が出た過去問
組込みリアルタイムOSで用いられる,優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングの利用方法として,適切なものはどれか。
正解:重要度及び緊急度に応じて処理を行う場合に利用される。
要点:優先度+プリエンプティブ=緊急で重要な処理を即座に実行
優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングとは、実行中のタスクより優先度の高いタスクが実行可能になった時点で、実行中のものを中断して切り替える方式である。優先度は重要度や締切の厳しさを踏まえて設計者が割り当てるので、緊急を要する処理を確実に先に走らせたい場面に適する。組込みリアルタイムOSでは応答期限を守ることが求められるため、この方式が中心的に使われる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問16(IPA)優先度に基づくプリエンプティブなスケジューリングを行うリアルタイムOSで、二つのタスクA, Bをスケジューリングする。Aの方がBよりも優先度が高い場合にリアルタ…
正解:Bの実行中にAに起動がかかると、Bを実行可能状態にしてAを実行する。
要点:プリエンプションで奪われたタスクは待ち状態でなく実行可能状態へ
プリエンプティブなスケジューリングでは、実行中のタスクより優先度の高いタスクが実行可能になった時点で、OSが実行中のタスクからCPUを取り上げて切り替える。取り上げられたタスクはCPUさえ空けばすぐ動ける状態なので「実行可能状態(ready)」へ移る。入出力完了などの事象を待つ「待ち状態」へは移らない点が要点である。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問18(IPA)三つのタスクの優先度と,各タスクを単独で実行した場合のCPUと入出力(I/O)装置の動作順序と処理時間は,表のとおりである。優先度方式のタスクスケジューリングを…
正解:3
要点:優先度方式のCPU遊休は全タスクがI/O中の区間を足す
優先度順に割り当てると、CPUは0〜3で高、3〜5で中、5〜6で低を処理し、6〜8は全タスクが入出力中で遊休となる。8で高が戻り8〜10を使い、10〜11が再び遊休、11で中と低が戻って11〜14で残りを処理する。遊休は2ミリ秒と1ミリ秒の合計3ミリ秒である。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問16(IPA)三つのタスクA~Cの優先度と、各タスクを単独で実行した場合のCPUと入出力(I/O)装置の動作順序と処理時間は、表のとおりである。A~Cが同時に実行可能状態にな…
正解:図ウ(タイムチャート)
要点:優先度方式では高優先タスクが実行可能になった時点で割込み取得する
優先度順に割り当てると、0〜2ミリ秒は最優先のAがCPUを使い、AがI/Oに移った2〜4ミリ秒はBがCPUを使う。4ミリ秒でAのI/Oが終わって実行可能になるとBは追い出され、Aが4〜6ミリ秒でCPUを使って終了する。残り1ミリ秒あるBが6〜7ミリ秒でCPUを使ってI/Oへ移り、ようやくCが7ミリ秒からCPUを得て9ミリ秒でI/Oに入る。3ミリ秒以降を切り取ると、この動きに一致するタイムチャートが正解になる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問16(IPA)メイン処理、及び表に示す二つの割込みA、Bの処理があり、多重割込みが許可されている。割込みA、Bが図のタイミングで発生するとき、0ミリ秒から5ミリ秒までの間にメ…
正解:2
要点:多重割込みでは高優先の割込みが低優先の処理を横取りする
多重割込みが許可されているので、処理中でも優先度の高い割込みが入れば横取りされ、終了後に元の処理へ戻る。0msにBが始まり1.0ms分進んだところで1.0msに優先度の高いAが割り込み0.5ms実行、1.5msにBが再開して残り0.5msを消化し2.0msに終わる。以降メインは2.0〜2.5、3.0〜3.5、4.0〜5.0を使え、間の2.5〜3.0と3.5〜4.0はAの処理で奪われる。合計すると0.5+0.5+1.0=2ミリ秒となる。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。