差分バックアップ・増分バックアップとは?
差分バックアップ・増分バックアップとは、完全(フル)バックアップ以降の変更分だけを退避する方式。差分は直前の完全バックアップからの変更分すべてを毎回取り、増分は前回のバックアップ(種別を問わない)からの変更分だけを取る。取得時間と復旧手順の複雑さがそれぞれ逆になる。
基本情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2025年度)。
さぶんばっくあっぷぞうぶんばっくあっぷ
差分バックアップ・増分バックアップの意味
完全(フル)バックアップ以降の変更分だけを退避する方式。差分は直前の完全バックアップからの変更分すべてを毎回取り、増分は前回のバックアップ(種別を問わない)からの変更分だけを取る。取得時間と復旧手順の複雑さがそれぞれ逆になる。
差分バックアップ・増分バックアップの具体例
日曜に完全、平日に増分を取る運用では、金曜の障害復旧に完全1本と月〜金の増分5本を順に適用する。差分方式なら完全1本と金曜の差分1本で済むが、週後半ほど差分の容量と取得時間が膨らんでいく。
差分バックアップ・増分バックアップは試験でどう引っ掛けられる?
増分は取得が速く、差分は復旧が速い、という関係を逆に覚えやすい。また増分は途中の1本でも欠けると以降を適用できないため、媒体障害に対する冗長性の考え方が差分とは異なる。
差分バックアップ・増分バックアップと関連する用語
差分バックアップ・増分バックアップが出た過去問
バックアップ方式の説明のうち、増分バックアップはどれか。ここで、最初のバックアップでは、全てのファイルのバックアップを取得し、OSが管理しているファイル更新を示…
正解:直前に行ったバックアップの後、ファイル更新を示す情報があるファイルだけをバックアップし、ファイル更新を示す情報はリセットする。
要点:増分は直前以降の更新分+フラグリセット、差分はフラグを残す
増分バックアップは、直前に取ったバックアップ以降に更新されたファイルだけを対象とし、取得後は更新フラグをリセットする方式である。毎回リセットするため各回の対象が重複せず、バックアップ量と所要時間は最小になるが、復元には初回のフルバックアップと以降すべての増分が必要になる。フラグをリセットせず初回以降の更新分を毎回まとめて取る方式は差分バックアップである。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問19(IPA)A社は従業員200名の電子機器メーカーである。東京に本社があり、新潟に工場がある。 A社では、ファイルサーバを図1のように運用している。 〔図1 A社のファイル…
正解:a1: 火曜日の正午 / a2: 4.50 / a3: CISO
要点:RPOは遡る時点、RTOは復旧時間。承認者はCISO
RPOが72時間なので、金曜日の正午に障害が起きた場合は少なくともその72時間前、つまり火曜日の正午時点のデータまでは復元できなければならない。木曜日の正午の障害では、土曜日のフルバックアップに加えて火曜日と木曜日の2回分の増分バックアップを適用するため、4時間+0.25時間×2=4.50時間かかる。またICT継続の計画書のような重要文書は、担当者や監査部門ではなく責任者であるCISOが承認する。
出典:令和7年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuB 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。