監査証拠とは?
監査証拠とは、監査人の結論を裏付ける客観的な事実・資料のこと。ログ、設定画面のスクリーンショット、承認印のある申請書、インタビューの記録などが該当する。監査意見は「監査人の主観」ではなく監査証拠に基づいて形成しなければならない、という点がFEの頻出ポイント。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2019年度)。
かんさしょうこ
監査証拠の意味
監査人の結論を裏付ける客観的な事実・資料のこと。ログ、設定画面のスクリーンショット、承認印のある申請書、インタビューの記録などが該当する。監査意見は「監査人の主観」ではなく監査証拠に基づいて形成しなければならない、という点がFEの頻出ポイント。
監査証拠の具体例
「アクセス権限が適切に管理されている」と結論づけるために、権限申請書と実際のアカウント一覧を突き合わせた突合結果、退職者の削除ログ、権限棚卸しの実施記録の3点を監査証拠として入手し、監査調書に添付する。
監査証拠は試験でどう引っ掛けられる?
監査証拠と監査調書の違い。証拠は「事実そのもの(ログや申請書)」、調書は「監査人が実施内容と証拠を整理して記録した文書」。また被監査部門の口頭説明だけでは証拠力が弱く、裏付ける記録が必要。
監査証拠と関連する用語
監査証拠が出た過去問
システム監査人が実施するヒアリングに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:ヒアリングで被監査部門から得た情報を裏付けるための文書や記録を入手するよう努める。
要点:ヒアリング内容は文書・記録で裏付ける。監査人は指示をしない
システム監査人はヒアリングで得た説明をそのまま鵜呑みにせず、証拠となる文書や記録を入手して裏付けを取る必要がある。監査意見は客観的な監査証拠に基づいて述べるものだからである。監査人は独立した立場で評価・助言を行うので、その場で改善を指示するといった実施側への関与は避けなければならない。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問59(IPA)監査調書の説明はどれか。
正解:監査人が行った監査手続の実施記録であり、監査意見の根拠となる。
要点:監査調書は監査手続の実施記録であり監査意見の根拠となる
監査調書は、監査人が実施した監査手続とその過程で入手した監査証拠、判断の経緯を記録した文書である。監査意見や監査報告書の結論を支える根拠となり、後から監査の適切さを検証するためにも保管される。原則として外部に公表するものではない。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問60(IPA)システム監査人がインタビュー実施時にすべきことのうち、最も適切なものはどれか。
正解:インタビューで監査対象部門から得た情報を裏付けるための文書や記録を入手するよう努める。
要点:インタビューの内容は文書・記録で裏付けを取る
インタビューで得た説明は関係者の主観を含むため、それだけでは監査証拠として十分ではない。監査人は文書や記録といった客観的な裏付けを入手して、説明の内容を確かめる必要がある。また監査人は評価する立場であって改善を指示する立場ではなく、インタビューは記録の正確さを保つためにも複数人で行うのが望ましい。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問58(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。