限界利益・限界利益率とは?
限界利益・限界利益率とは、売上高から変動費を差し引いた金額が限界利益(貢献利益)で、これを売上高で割った比率が限界利益率。固定費の回収にどれだけ貢献するかを示す。FEでは損益分岐点売上高を「固定費÷限界利益率」で求める計算に直結する形で問われる。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2019年度〜2025年度)。
げんかいりえき・げんかいりえきりつ
限界利益・限界利益率の意味
売上高から変動費を差し引いた金額が限界利益(貢献利益)で、これを売上高で割った比率が限界利益率。固定費の回収にどれだけ貢献するかを示す。FEでは損益分岐点売上高を「固定費÷限界利益率」で求める計算に直結する形で問われる。
限界利益・限界利益率の具体例
売上高500万円、変動費300万円なら限界利益は200万円、限界利益率は0.4。固定費が160万円なら損益分岐点売上高は160÷0.4=400万円で、売上が400万円を超えた分の40%が利益として残る計算になる。
限界利益・限界利益率は試験でどう引っ掛けられる?
限界利益率=1-変動費率であり、売上総利益率とは別物。売上原価には固定費(工場の減価償却費など)が混ざるため、売上総利益=限界利益とは限らない点に注意。
限界利益・限界利益率と関連する用語
限界利益・限界利益率が出た過去問
売上高が100百万円のとき、変動費が60百万円、固定費が30百万円掛かる。変動費率、固定費は変わらないものとして、目標利益18百万円を達成するのに必要な売上高は…
正解:120
要点:必要売上高=(固定費+目標利益)÷限界利益率
変動費率は60÷100=0.6なので、限界利益率は1−0.6=0.4である。必要な売上高は、固定費と目標利益の合計を限界利益率で割って求める。(30+18)÷0.4=48÷0.4=120百万円となる。検算すると、売上120に対し変動費は72、限界利益は48、そこから固定費30を引いて利益18となり条件と一致する。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問78(IPA)売上高が100百万円のとき、変動費が60百万円、固定費が30百万円掛かる。変動費率、固定費は変わらないものとして、目標利益18百万円を達成するのに必要な売上高は…
正解:120
要点:必要売上高=(固定費+目標利益)÷限界利益率
変動費率は60÷100=0.6なので、限界利益率は1−0.6=0.4である。必要な売上高は固定費と目標利益の合計を限界利益率で割って求め、(30+18)÷0.4=120百万円となる。検算すると売上120に対し変動費は72、限界利益は48、そこから固定費30を引いて利益18となり条件に一致する。
出典:令和4年度 s 基本情報技術者試験 kamokuA 問59(IPA)表の条件で喫茶店を開業したい。月10万円の利益を出すためには,1客席当たり1日平均何人の客が必要か。
正解:5
要点:必要客数=(固定費+目標利益)÷1人当たり限界利益
客1人当たりの限界利益は500−100=400円である。必要な限界利益の総額は固定費300,000円+目標利益100,000円=400,000円なので、必要な客数は400,000÷400=1,000人/月となる。これを営業日数20日と客席数10席で割ると、1客席当たり1日平均5人が必要になる。
出典:令和7年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。