コミット・ロールバックとは?
コミット・ロールバックとは、コミットはトランザクションの処理内容を確定してデータベースに反映すること。ロールバックは処理中に問題が生じた場合に、トランザクション開始前の状態に処理を取り消して戻すこと。
ITパスポートの過去問では11回出題されています(2009年度〜2025年度)。
こみっと・ろーるばっく
コミット・ロールバックの意味
コミットはトランザクションの処理内容を確定してデータベースに反映すること。ロールバックは処理中に問題が生じた場合に、トランザクション開始前の状態に処理を取り消して戻すこと。
コミット・ロールバックの具体例
送金処理の途中でシステム障害が発生した場合、それまでの変更をロールバックして送金前の残高に戻すことで、データの矛盾を防ぐ。
コミット・ロールバックは試験でどう引っ掛けられる?
向きを逆に覚えやすい。コミットが確定して反映、ロールバックが開始前の状態へ戻す。障害回復では、更新後ログで処理をやり直すロールフォワードと、取り消すロールバックの使い分けが対で出題される。
コミット・ロールバックと関連する用語
コミット・ロールバックが出た過去問
データベースの障害回復に用いられ、データベースの更新に関する情報が格納されているファイルはどれか。
正解:ログファイル
要点:ログファイルの更新履歴でロールバック・ロールフォワードを行う
ログファイル(ジャーナルファイル)には、データベースの更新前・更新後の値や更新の順序といった履歴が記録される。障害が起きたときは、バックアップを復元したうえでログの更新後情報を使って再実行するロールフォワードや、未完了のトランザクションを更新前情報で取り消すロールバックによって回復する。バックアップファイルは復旧の出発点となるが、更新情報そのものを持つのはログファイルである。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問88(IPA)図は処理1、処理2の順でデータベースを更新するトランザクションの処理フローを示している。図中のa〜cのうち、コミット処理(処理1、処理2の更新結果を確定させる処…
正解:a
要点:全処理が正常終了したときだけコミットする
トランザクションは、一連の更新がすべて成功した場合にだけ結果を確定させ、途中で失敗した場合は取消し(ロールバック)で元に戻す必要がある。図では処理1・処理2の両方が正常終了した経路の先だけが確定処理に当たり、いずれかが異常終了した経路の先は取消し処理になる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)処理一覧に示す実行順に,トランザクション1~4を実行する。あるトランザクションが途中で異常終了し,トランザクションを中断してロールバックした結果,データAとデー…
正解:トランザクション4
要点:ロールバックで処理前の状態に戻る。残存データから逆算する
順に追うと、1でAが作られ、2が成功するとBが作られAが消え、3で再びAが作られてAとBの両方が存在する状態になる。4はBを削除する処理なので、これが成功すればAだけが残る。AとBが両方残っているということは、4が異常終了して取り消されたと分かる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問71(IPA)トランザクション処理におけるロールバックの説明として、適切なものはどれか。
正解:何らかの理由で、トランザクションが正常に処理されなかったときに、データベースをトランザクション開始前の状態にすること
要点:ロールバックは異常時にトランザクション開始前へ戻すこと
データベースの更新は、一連の処理をまとめた単位で「すべて反映するか、すべて無かったことにするか」を保証する。処理の途中で異常が起きた場合に、その単位の開始前の状態へ戻して整合性を保つ操作が問われている。逆に正常終了時に更新を確定する操作はコミットと呼ばれる。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問63(IPA)DBMSにおいて、一連の処理が全て成功したら処理結果を確定し、途中で失敗したら処理前の状態に戻す特性をもつものはどれか。
正解:トランザクション
要点:全部成功なら確定・失敗なら元に戻す処理単位がトランザクション
データベースでは、関連する複数の更新をひとまとまりとして扱い、全部成功したら確定し、途中で失敗したら開始前の状態へ戻すことで整合性を守る。この処理のまとまりが問われている。確定をコミット、取消しをロールバックと呼び、いずれもこの単位に対して行われる。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問75(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。