システム監査とは?
システム監査とは、組織の情報システムが、安全性・信頼性・効率性などの観点から適切に管理・運用されているかを、独立した立場の監査人が第三者的に検証・評価し、改善を促す活動。
ITパスポートの過去問では56回出題されています(2009年度〜2026年度)。
しすてむかんさ
システム監査の意味
組織の情報システムが、安全性・信頼性・効率性などの観点から適切に管理・運用されているかを、独立した立場の監査人が第三者的に検証・評価し、改善を促す活動。
システム監査の具体例
情報システム部門とは独立した監査人が、アクセス権限の管理状況やバックアップ体制が適切かを検証し、問題があれば改善を勧告する。
システム監査は試験でどう引っ掛けられる?
監査人が行うのは検証・評価と改善の勧告まで。実際にシステムを直したり運用ルールを整えるのは被監査部門の仕事で、監査人が改善を実施してしまうと立場の独立性を失う点が問われる。
システム監査と関連する用語
システム監査が出た過去問
システム監査人の役割はどれか。
正解:組織体の情報システムを独立した専門的な立場で検証又は評価する。
要点:システム監査人は独立した立場で情報システムを検証・評価する
システム監査人は、被監査部門から独立した立場で情報システムの信頼性・安全性・効率性などを点検し、客観的に検証・評価して助言や勧告を行う役割を担う。独立性と客観性が前提なので、自ら運用・開発・戦略立案に関与する立場ではない。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問44(IPA)システム監査の流れの中で、被監査側が実施するものはどれか。
正解:業務改善
要点:改善の実施は被監査部門、確認は監査人
システム監査では、監査人が計画を立て、監査を実施し、報告書にまとめて改善を勧告する。勧告を受けて実際に業務を改めるのは被監査部門の役割であり、監査人はその後、改善が行われたかをフォローアップとして確認する。監査人は独立性を保つため、自ら改善作業を行うことはしない。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問36(IPA)情報システムの運用状況を監査する場合、監査人として適切な立場の者はだれか。
正解:監査対象システムにかかわっていない者
要点:システム監査人は監査対象から独立していること
システム監査人には、監査対象から独立していること(独立性)と、公正な立場で判断すること(客観性)が求められる。監査対象の運用に関与していた者が監査すると自らの仕事を評価することになり、指摘が甘くなるおそれがあるため、関与していない者が担当する必要がある。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問39(IPA)企業の内部監査の一環で実施されるシステム監査の内容として、適切なものはどれか。
正解:システム部門以外の者が、システム部門での業務がルールどおりに実施されているかを、チェックシートを使用して確認した。
要点:システム監査は独立した立場の者が点検・評価する
システム監査は、監査対象から独立した立場の者が、情報システムに関わる業務が基準どおり適切に行われているかを点検・評価する活動である。内部監査であっても、監査される部門とは別の立場から実施することで客観性が保たれる。自部門による自己点検や、日常業務としての棚卸しは監査とは呼べない。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問42(IPA)社内でのシステム監査実施部門の位置付けとして,適切なものはどれか。
正解:b
要点:システム監査部門は被監査部門から独立し経営者直属に置く
システム監査は、監査対象となる部門から独立した立場で行われて初めて客観性が保たれる。そのため監査部門は情報システム部や経理部といった業務部門の内部に置くのではなく、経営者直属の独立した組織として位置付けるのが適切である。図では社長の直下に業務部門と並ばない形で接続された位置がこれにあたる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。