ファンクションポイント法とは?
ファンクションポイント法とは、システムが持つ機能(入力・出力・照会・内部ファイル・外部インタフェースなど)の数や複雑さを点数化して合計し、その点数からシステムの規模・開発工数を見積もる手法。プログラム言語や開発者の技量に左右されにくいとされる。
ITパスポートの過去問では5回出題されています(2009年度〜2024年度)。
ふぁんくしょんぽいんとほう
ファンクションポイント法の意味
システムが持つ機能(入力・出力・照会・内部ファイル・外部インタフェースなど)の数や複雑さを点数化して合計し、その点数からシステムの規模・開発工数を見積もる手法。プログラム言語や開発者の技量に左右されにくいとされる。
ファンクションポイント法の具体例
「入力画面が5つ、出力帳票が3つ」というように機能を数え上げ、それぞれの複雑さに応じた点数を合計して、開発規模の目安(ファンクションポイント数)を算出する。
ファンクションポイント法は試験でどう引っ掛けられる?
数えるのは機能の数と複雑さであって、プログラムの行数ではない。行数を出発点にするのはCOCOMOやLOC法。使用する言語や技術者の力量に左右されにくい反面、機能が固まっていない初期段階では使いにくい。
ファンクションポイント法と関連する用語
ファンクションポイント法が出た過去問
ファンクションポイント法に関する記述はどれか。
正解:ソフトウェアのもつ機能の数を基に、その規模を見積もる手法
要点:ファンクションポイント法は機能の数と複雑度で規模を見積もる
ファンクションポイント法は、入力・出力・照会・ファイル・外部インタフェースといった利用者から見た機能の数と複雑度を点数化し、その合計からソフトウェアの規模を見積もる手法である。プログラム言語や実装技術に依存せず、要件定義段階でも見積もれる点が特徴である。行数を基にするLOC法や、係数を掛けて工数を求めるCOCOMOとは区別される。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問41(IPA)新営業店システム開発プロジェクトの作業を,図のように階層的に表現する手法はどれか。
正解:WBS(Work Breakdown Structure)
要点:WBSは作業を階層的に分解して管理単位を明確にする
WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、プロジェクトの成果物や作業を段階的に細かく分解し、階層構造(ツリー)で整理する手法である。最下位の作業単位まで分けることで、見積りや担当割当て、進捗管理の単位が明確になる。日程の前後関係を表すPERTや、規模を見積もるファンクションポイント法とは目的が異なる。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問42(IPA)ファンクションポイント法の説明はどれか。
正解:外部入力や外部出力などの機能の数と難易度を基に開発規模を見積もる。
要点:FP法は機能の数と難易度から開発規模を見積もる
ファンクションポイント法は、外部入力・外部出力・内部論理ファイルといった利用者から見た機能の数を数え、それぞれの難易度に応じた重みを掛け合わせて開発規模を見積もる手法である。プログラム言語に依存しにくく、設計の早い段階でも適用しやすい点が特徴となる。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問48(IPA)システム開発の見積方法として,類推法,積算法,ファンクションポイント法などがある。ファンクションポイント法の説明として,適切なものはどれか。
正解:システムで処理される入力画面や出力帳票,使用ファイル数などを基に,機能の数を測ることでシステムの規模を見積もる方法
要点:FP法は画面・帳票など機能数からシステム規模を見積もる
ファンクションポイント法は、外部入力・外部出力・内部論理ファイルといった利用者から見た機能を数え上げ、その難易度で重み付けして規模を数値化する見積手法である。プログラム行数のような実装側の尺度に依存しないため、開発言語が決まっていない早い段階でも見積もれる点が利点である。
出典:平成29年度 春期 ITパスポート試験 問37(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおける、コストの見積手法には、積み上げ法、ファンクションポイント法、類推見積法などがある。見積りで使用した手法とその特徴に関する記…
正解:積み上げ法:a ファンクションポイント法:c 類推見積法:b
要点:積み上げは作業単位、FP法は機能規模、類推は過去事例
積み上げ法は作業を洗い出して個別の工数を見積もり合計する手法(a)、類推見積法は過去の類似事例を基に概算する手法で情報が少ない初期段階に向きます(b)、ファンクションポイント法は入出力や機能の数からソフトウェア規模を測り係数を掛けてコスト換算する手法(c)です。よってa・c・bの順の対応が正しくなります。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。