会計監査・業務監査とシステム監査とは?
会計監査・業務監査とシステム監査とは、会計監査は財務諸表の適正さ、業務監査は業務全般の有効性と効率性、システム監査は情報システムに関わるリスクの管理状況を主な対象とする。対象が重なる部分があり、互いの結果を利用し合う関係にある。
ITパスポートの過去問では7回出題されています(2011年度〜2026年度)。
かいけいかんさぎょうむかんさとしすてむかんさ
会計監査・業務監査とシステム監査の意味
会計監査は財務諸表の適正さ、業務監査は業務全般の有効性と効率性、システム監査は情報システムに関わるリスクの管理状況を主な対象とする。対象が重なる部分があり、互いの結果を利用し合う関係にある。
会計監査・業務監査とシステム監査の具体例
売上計上の正しさを見る会計監査でも、金額を計算しているのは販売システムである。そこで計算ロジックとアクセス権の妥当性についてはシステム監査の結果を利用し、二重の作業を避けて効率よく検証する。
会計監査・業務監査とシステム監査は試験でどう引っ掛けられる?
三者は上下関係ではなく対象の違いである。システム監査は会計監査の一部だと決めつけるのは誤りで、会計に関わらない開発プロセスや運用体制もシステム監査の対象になる。
会計監査・業務監査とシステム監査と関連する用語
会計監査・業務監査とシステム監査が出た過去問
監査役を選任する者又は機関として,適切なものはどれか。
正解:株主総会
要点:監査役は株主総会が選任し、取締役からの独立性を保つ
会社法では、監査役は株主総会の決議によって選任される。監査役は取締役の職務執行を監査する立場にあるため、監査される側である取締役会や社長が選任すると独立性が保てない。会計監査人も同じく株主総会で選任される立場であり、監査役を選ぶ権限はない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問16(IPA)企業が作成する計算書類などを監査する者はどれか。
正解:会計監査人
要点:計算書類を監査するのは会計監査人(公認会計士・監査法人)
会社法上、計算書類(貸借対照表や損益計算書など)が適正に作成されているかを監査するのは会計監査人であり、公認会計士または監査法人がこれに就く。他の選択肢は情報システムの点検や登記手続、税務の代理などを担う職であり、計算書類の監査を行う立場ではない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)監査役の役割の説明として、適切なものはどれか。
正解:取締役の職務執行を監査すること
要点:監査役は取締役の職務執行を監査する
監査役は、取締役の職務の執行が適法・適正に行われているかを監査する機関である。業務執行を担う取締役から独立した立場で監視することにより、企業統治の実効性を確保する役割を負う。会計監査人(公認会計士)とは別の機関である点に注意する。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問26(IPA)監査を,業務監査,システム監査,情報セキュリティ監査に分類したとき,監査の目的に関する記述a~dと監査の種類の適切な組合せはどれか。 a 財務諸表がその組織体の…
正解:業務監査:d システム監査:b 情報セキュリティ監査:c
要点:財務諸表の適正性評価は会計監査で、3分類には含まれない
財務諸表の適正性を評価するのは会計監査であり、選択肢の3分類には含まれない。会計業務以外の業務全般の遂行状況を評価するのが業務監査、情報システムに関わるリスクへの統制を評価するのがシステム監査、情報セキュリティのリスクマネジメントに関する統制を評価するのが情報セキュリティ監査である。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問40(IPA)監査役が行う監査を、会計監査、業務監査、システム監査、情報セキュリティ監査に分けたとき、業務監査に関する説明として、最も適切なものはどれか。
正解:取締役が法律及び定款に従って職務を行っていることを監査する。
要点:監査役の業務監査は取締役の職務が法令・定款に沿うかを見る
監査役は取締役の職務執行を監査する立場にあり、その中身は会計に関する監査と、それ以外の職務全般に関する監査に分かれる。後者が業務監査で、取締役が法令や定款、株主総会の決議に従って適正に職務を行っているかを確かめるものである。会計帳簿の適正性、情報システムの有効性、情報資産の安全管理は、それぞれ別の監査が扱う。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問45(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。