商標権とは?
商標権とは、商品やサービスに使用するマーク(ロゴ・名称など)を保護する権利。同一・類似の商標を他社が無断で使うことを防ぎ、自社ブランドを識別させる目的がある。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2009年度〜2018年度)。
しょうひょうけん
商標権の意味
商品やサービスに使用するマーク(ロゴ・名称など)を保護する権利。同一・類似の商標を他社が無断で使うことを防ぎ、自社ブランドを識別させる目的がある。
商標権の具体例
企業のロゴマークや商品名を商標登録しておくことで、他社が似た名称の商品を販売した場合に使用差し止めを求められる。
商標権は試験でどう引っ掛けられる?
存続期間10年でも更新を繰り返せば半永久的に維持できる点が、更新できない特許権や意匠権との決定的な違い。保護対象は商品の形状やデザイン(意匠権)ではなく、出所を識別させるマークや名称である。
商標権と関連する用語
商標権が出た過去問
新製品の開発に当たって生み出される様々な成果のうち、著作権法による保護の対象となるものはどれか。
正解:機能を実現するために必要なソフトウェアとして作成されたプログラム
要点:プログラムは著作物、発明は特許・デザインは意匠で保護
著作権法は、思想または感情を創作的に表現したものを保護する。プログラムは著作物として明文で例示されており、作成した時点で登録などの手続きなしに保護される。一方、技術的なアイディアである発明は特許権、製品の外観のデザインは意匠権、商品を示す標章は商標権と、それぞれ別の産業財産権で保護される。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問21(IPA)コンピュータソフトウェアを使った新しいビジネスの方法に関して取得できる知的財産権として,適切なものはどれか。
正解:特許権
要点:ビジネスモデルはソフトと結び付けば特許権の対象になる
コンピュータソフトウェアを用いた新しい事業の仕組みは、技術的思想の創作としていわゆるビジネスモデル特許の形で特許権の対象になり得る。意匠権は物品の外観のデザイン、実用新案権は物品の形状・構造に関する考案、商標権は商品やサービスの目印を保護するもので、いずれも事業の方法そのものを保護対象とはしない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問20(IPA)知的財産権のうち、特許庁が定める産業財産権に属さない権利はどれか。
正解:著作権
要点:産業財産権は特許・実用新案・意匠・商標の四つ。著作権は含まない
産業財産権は特許庁が所管する特許権・実用新案権・意匠権・商標権の四つで、いずれも出願と登録によって権利が発生する。著作権は文化庁が所管し、創作した時点で自動的に発生する(無方式主義)ため、産業財産権には含まれない。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問29(IPA)著作者の権利である著作権が発生するのはどの時点か。
正解:著作物を創作したとき
要点:著作権は無方式主義。創作した瞬間に自動発生する
著作権は無方式主義を採り、作品が創作された時点で自動的に発生する。登録や公表、複製といった手続きは権利発生の条件ではない(文化庁の登録制度は第三者対抗要件などのための任意の制度)。特許権や商標権が出願・登録によって初めて発生するのとは対照的である。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問1(IPA)事業者の信用維持や需要者の混同を回避するために、更新の申請を繰り返すことで、実質的に永続的な権利保有が可能な工業所有権はどれか。
正解:商標権
要点:更新で永続保有できる工業所有権は商標権だけ
商標権は、商品やサービスの目印となるマーク・名称を保護する権利で、存続期間は登録から10年だが、更新登録の申請を繰り返すことで期間を延長し続けられる。これは、長く使われた目印に蓄積した信用を守り、消費者が出所を取り違えないようにするためである。特許権・実用新案権・意匠権はいずれも存続期間が満了すると権利が消滅し、更新による延長はできない。
出典:平成27年度 春期 ITパスポート試験 問21(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。