特許権とは?
特許権とは、新規性・進歩性のある「発明」を保護する権利。特許庁に出願し審査を経て登録されることで発生し、存続期間は出願日から原則20年。
ITパスポートの過去問では13回出題されています(2009年度〜2022年度)。
とっきょけん
特許権の意味
新規性・進歩性のある「発明」を保護する権利。特許庁に出願し審査を経て登録されることで発生し、存続期間は出願日から原則20年。
特許権の具体例
新しい薬品の製造方法や、これまでにない機構を持つ機械の仕組みなどが特許の対象となる。同じ発明を先に出願した者が権利を得る「先願主義」が採られている。
特許権は試験でどう引っ掛けられる?
実用新案権と混同しやすい。特許権は審査を経て登録される「発明」の保護で出願から20年、実用新案権は無審査で登録される「考案」で10年。存続期間の起算点が登録日ではなく出願日である点も要注意。
特許権と関連する用語
特許権が出た過去問
新製品の開発に当たって生み出される様々な成果のうち、著作権法による保護の対象となるものはどれか。
正解:機能を実現するために必要なソフトウェアとして作成されたプログラム
要点:プログラムは著作物、発明は特許・デザインは意匠で保護
著作権法は、思想または感情を創作的に表現したものを保護する。プログラムは著作物として明文で例示されており、作成した時点で登録などの手続きなしに保護される。一方、技術的なアイディアである発明は特許権、製品の外観のデザインは意匠権、商品を示す標章は商標権と、それぞれ別の産業財産権で保護される。
出典:平成21年度 秋期 ITパスポート試験 問21(IPA)知的財産権のうち、権利の発生のために申請や登録の手続を必要としないものはどれか。
正解:著作権
要点:著作権は創作と同時に発生し登録不要(無方式主義)
著作権は、著作物が創作された時点で自動的に発生する(無方式主義)ため、申請や登録をしなくても権利が認められる。これに対し特許権・実用新案権・意匠権は産業財産権で、特許庁への出願と登録という手続を経てはじめて権利が発生する。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問15(IPA)コンピュータソフトウェアを使った新しいビジネスの方法に関して取得できる知的財産権として,適切なものはどれか。
正解:特許権
要点:ビジネスモデルはソフトと結び付けば特許権の対象になる
コンピュータソフトウェアを用いた新しい事業の仕組みは、技術的思想の創作としていわゆるビジネスモデル特許の形で特許権の対象になり得る。意匠権は物品の外観のデザイン、実用新案権は物品の形状・構造に関する考案、商標権は商品やサービスの目印を保護するもので、いずれも事業の方法そのものを保護対象とはしない。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問20(IPA)知的財産権のうち、特許庁が定める産業財産権に属さない権利はどれか。
正解:著作権
要点:産業財産権は特許・実用新案・意匠・商標の四つ。著作権は含まない
産業財産権は特許庁が所管する特許権・実用新案権・意匠権・商標権の四つで、いずれも出願と登録によって権利が発生する。著作権は文化庁が所管し、創作した時点で自動的に発生する(無方式主義)ため、産業財産権には含まれない。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問29(IPA)特許戦略の一つであるクロスライセンスの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:特許の権利者同士がそれぞれの所有する権利に関して、相互にその使用を許諾すること
要点:クロスライセンスは特許権者同士が相互に使用を許諾
クロスライセンスは、それぞれ特許権をもつ当事者同士が、互いの特許の実施を許諾し合う契約である。相手の技術を使うたびに個別交渉や訴訟をする負担を避けられ、開発の自由度を確保できる。一方向のみの許諾(ライセンス供与)とは異なり、許諾が相互である点が要件となる。
出典:平成26年度 秋期 ITパスポート試験 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。