売上高総利益率・売上高営業利益率とは?
売上高総利益率・売上高営業利益率とは、収益性を段階別に見る指標。売上高総利益率(粗利率)=売上総利益÷売上高で、製品・サービスそのものの付加価値の高さを表す。売上高営業利益率=営業利益÷売上高で、販売費及び一般管理費まで差し引いた本業の稼ぐ力を表す。両者の差が販管費の重さを示す。
ITパスポートの過去問では2回出題されています(2010年度〜2017年度)。
うりあげだかそうりえきりつ・うりあげだかえいぎょうりえきりつ
売上高総利益率・売上高営業利益率の意味
収益性を段階別に見る指標。売上高総利益率(粗利率)=売上総利益÷売上高で、製品・サービスそのものの付加価値の高さを表す。売上高営業利益率=営業利益÷売上高で、販売費及び一般管理費まで差し引いた本業の稼ぐ力を表す。両者の差が販管費の重さを示す。
売上高総利益率・売上高営業利益率の具体例
受託開発は原価に技術者の人件費が入るため粗利率30%程度でも、営業利益率は8%前後になりやすい。自社SaaSは粗利率80%と高い一方、獲得広告費と開発費が販管費に載るため成長期の営業利益率は低い、という違いが読み取れる。
売上高総利益率・売上高営業利益率は試験でどう引っ掛けられる?
粗利率の高さだけで優劣を判断しない。営業利益率まで見ないと、販管費で食い潰している構造が見えない。また営業外損益(支払利息など)や特別損益は営業利益に含まれず、経常利益・当期純利益との段階の違いを混同しやすい。
売上高総利益率・売上高営業利益率と関連する用語
売上高総利益率・売上高営業利益率が出た過去問
A社,B社の売上高及び営業利益のグラフの説明として、適切なものはどれか。
正解:A社はB社より売上高の伸び率が低いが、2008年の売上高営業利益率は高い。
要点:伸び率は年ごとの倍率、利益率は営業利益÷売上高で比べる
売上高の伸び率は2006年から2008年でA社が1,000→1,200の1.2倍、B社が600→1,200の2倍なので、A社のほうが低い。一方2008年の売上高営業利益率はA社が500÷1,200で約42%、B社が420÷1,200で35%となり、A社のほうが高い。よって「伸び率は低いが利益率は高い」という組合せが当てはまる。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問2(IPA)売上高営業利益率が最も高い会社はどれか。
正解:A社
要点:売上高営業利益率=営業利益÷売上高
売上高営業利益率は営業利益を売上高で割って求める。表の値で計算すると、A社は30÷100=30%、B社は50÷200=25%、C社は0÷100=0%、D社は40÷400=10%となる。したがってA社が最も高い。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。