自己資本比率とは?
自己資本比率とは、総資産(総資本)のうち、返済不要の自己資本(純資産)が占める割合を示す指標。財務の安全性(借入への依存度の低さ)を評価する際に用いられる。自己資本比率=自己資本÷総資産×100(%)。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2017年度〜2026年度)。
じこしほんひりつ
自己資本比率の意味
総資産(総資本)のうち、返済不要の自己資本(純資産)が占める割合を示す指標。財務の安全性(借入への依存度の低さ)を評価する際に用いられる。自己資本比率=自己資本÷総資産×100(%)。
自己資本比率の具体例
総資産1億円のうち自己資本が4,000万円であれば自己資本比率は40%。この比率が高いほど、借入への依存度が低く倒産リスクが小さいと評価されやすい。
自己資本比率は試験でどう引っ掛けられる?
分母は総資産(総資本)であって自己資本ではない。高いほど安全性が高い指標で、収益性を測るROEやROAとは目的が違う。ROEは分母が自己資本なので、この分母の取り違えが典型的な誤答パターン。
自己資本比率と関連する用語
自己資本比率が出た過去問
財務分析によって得られる指標とその値に関する記述a〜cのうち、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 自己資本比率は、数値が大きいほど財務の安全性が高いと…
正解:a
要点:自己資本比率は高いほど安全、流動比率も高いほど安全
自己資本比率は総資本に占める返済不要の自己資本の割合で、大きいほど財務の安全性が高いのでaは正しい。総資産回転率は売上高÷総資産であり、大きいほど資産が効率よく回っていて回転期間はむしろ短くなるためbは誤り。流動比率は流動資産÷流動負債で、大きいほど短期の支払能力が高いのでcも誤り。よって適切なのはaだけである。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問7(IPA)次の計算式で算出される財務指標はどれか。 当期純利益/自己資本×100
正解:ROE
要点:当期純利益÷自己資本はROE(自己資本利益率)
株主が出資した資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標で、当期純利益を自己資本で割って求める。分母が総資産であれば総資産利益率、自己資本が総資本に占める割合であれば自己資本比率になる。分母が何かを見れば区別できる。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問24(IPA)貸借対照表から求められる,自己資本比率は何%か。
正解:40
要点:自己資本比率=純資産÷総資産、ここでは240÷600で40%
自己資本比率は、総資本(総資産)に占める自己資本(純資産)の割合で、返済不要の資金でどれだけ賄えているかを示す安全性の指標。この表では総資産が流動100+固定500で600百万円、自己資本は株主資本240百万円なので、240÷600=0.4となり40%となる。負債合計360百万円と対比すると、資金の6割を他人資本に頼っている状態と読める。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問11(IPA)表はA社の貸借対照表である。A社の自己資本比率は何%か。
正解:30
要点:自己資本比率=純資産÷総資産。ここでは300÷1,000で30%
自己資本比率は、総資産に占める自己資本(純資産)の割合で求める。総資産は流動資産730と固定資産270の合計で1,000百万円、自己資本は資本金300百万円である。したがって300÷1,000=0.30となり30%となる。
出典:令和8年度 秋期 ITパスポート試験 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。