CIO・CDO・CISOの役割とは?
CIO・CDO・CISOの役割とは、経営層に置かれるIT関連の責任者。CIOは情報システム全体の戦略と投資に責任を持ち、経営戦略と情報システム戦略を整合させる。CDOはデータ活用またはデジタル変革を主導する。CISOは情報セキュリティの統括責任者で、有事の意思決定と対外説明を担う。役割の切り分けが問われる。
ITパスポートの過去問では8回出題されています(2009年度〜2023年度)。
しーあいおー・しーでぃーおー・しーあいえすおーのやくわり
CIO・CDO・CISOの役割の意味
経営層に置かれるIT関連の責任者。CIOは情報システム全体の戦略と投資に責任を持ち、経営戦略と情報システム戦略を整合させる。CDOはデータ活用またはデジタル変革を主導する。CISOは情報セキュリティの統括責任者で、有事の意思決定と対外説明を担う。役割の切り分けが問われる。
CIO・CDO・CISOの役割の具体例
製造業がDXを進める際、CIOが基幹システムの刷新とIT投資の優先順位を決め、CDOが工場データの分析基盤と人材育成を進め、CISOが工場ネットワークとOTのセキュリティ基準を定める、といった三者分担を敷く。
CIO・CDO・CISOの役割は試験でどう引っ掛けられる?
CISOを「情報システム部門の長」と読むのは誤り。CISOはセキュリティの統括責任者であり、システム開発・運用の推進役であるCIOとは牽制関係に置くのが望ましい。同一人物が兼ねると、納期優先でセキュリティ判断が甘くなる。
CIO・CDO・CISOの役割と関連する用語
CIO・CDO・CISOの役割が出た過去問
システム開発に関するRFP(Request For Proposal)の提示元及び提示先として、適切なものはどれか。
正解:情報システム部門からベンダに提示する。
要点:RFPは発注側からベンダへ出す提案依頼書
RFP(提案依頼書)は、システムを調達する側が求める要件・前提条件・スケジュール・評価基準などをまとめ、開発を請け負う候補企業に提案を求めるための文書である。したがって発信元は発注側(情報システム部門など)、宛先はベンダとなる。社内のCIOや利用部門は提案を出す立場ではないため、提示先にはならない。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問3(IPA)経営戦略に基づいた情報システム戦略の策定とその実現に直接の責任をもつ役職はどれか。
正解:CIO
要点:情報システム戦略に責任をもつ経営層はCIO
CIO(Chief Information Officer、最高情報責任者)は、経営戦略を踏まえて情報システム戦略を立案し、その実現に責任をもつ役職である。IT部門の管理者ではなく、経営層の一員として投資判断まで担う点が特徴となる。
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問17(IPA)CIOの役割として,最も適切なものはどれか。
正解:経営戦略を実現するための情報戦略の立案及び実施を主導する。
要点:CIOは経営戦略に沿った情報戦略の立案と実行を主導する
CIO(Chief Information Officer)は情報担当役員であり、経営戦略を実現するために情報化の方向性を定め、情報システム戦略の立案と実行を統括する立場である。役割の軸は「経営戦略と情報戦略を結び付けること」にあり、監査のような独立した検証や、人事・財務といった他機能の統括とは区別される。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)企業の情報システム全体の最適化計画に関する承認責任者として、適切なものはどれか。
正解:CIO
要点:全社の情報システム全体最適化計画を承認するのはCIO(最高情報責任者)
CIO(Chief Information Officer、最高情報責任者)は、経営戦略と情報化戦略を結び付ける役員であり、全社の情報システムのあるべき姿を示す全体最適化計画を承認する立場にある。個別のシステムや工程を担当する管理者は、自分の担当範囲については責任を負うが、企業全体の計画を承認する権限は持たない。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問3(IPA)経営幹部の役職のうち、情報システムを統括する最高責任者はどれか。
正解:CIO
要点:情報システムを統括する最高責任者はCIO
CIO(Chief Information Officer)は最高情報責任者で、情報化戦略の立案や情報システム全体の統括に責任を負う役職である。CEOは経営全体、CFOは財務、COOは業務執行を統括する役職であり、担当領域が異なる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。