JIS Q 27001とは?
JIS Q 27001とは、ISMSの要求事項を定めた国際規格(ISO/IEC 27001)の日本語訳規格。組織がISMSを構築・運用・維持・改善する際に満たすべき要件を規定しており、第三者認証の審査基準にもなる。
ITパスポートの過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
じすきゅーにななぜろぜろいち
JIS Q 27001の意味
ISMSの要求事項を定めた国際規格(ISO/IEC 27001)の日本語訳規格。組織がISMSを構築・運用・維持・改善する際に満たすべき要件を規定しており、第三者認証の審査基準にもなる。
JIS Q 27001の具体例
企業がISMS認証を取得する際、審査機関はJIS Q 27001の要求事項(リーダーシップ、計画、支援、運用、パフォーマンス評価、改善など)に沿って組織の取り組みを審査する。
JIS Q 27001は試験でどう引っ掛けられる?
JIS Q 27001は「何を満たすべきか」という要求事項の規格であり、具体的な管理策の実施ガイドであるJIS Q 27002とは役割が異なる。
JIS Q 27001と関連する用語
JIS Q 27001が出た過去問
ISO(国際標準化機構)によって規格化されているものはどれか。
正解:情報セキュリティマネジメントシステム
要点:ISMSはISO/IEC 27001として国際規格化されている
ISOは工業製品から管理の仕組みまで幅広い国際規格を定めており、マネジメントシステム規格としては品質、環境、情報セキュリティなどが代表的である。情報セキュリティに関するものはISO/IEC 27001として規格化され、国内ではJIS Q 27001として対応している。他の選択肢は業務上の考え方や製品カテゴリの呼び名であって、同種の国際規格として整備されているわけではない。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)情報処理の関連規格のうち、情報セキュリティマネジメントに関して定めたものはどれか。
正解:JIS Q 27001
要点:ISMSの要求事項を定めた規格はJIS Q 27001
情報セキュリティマネジメントシステムの要求事項を定めた国際規格ISO/IEC 27001に対応する日本産業規格が該当する。組織が情報の機密性・完全性・可用性を維持するための管理の仕組みを構築し、PDCAで継続的に改善することを求める規格である。他の選択肢はいずれも通信方式や画像・映像の符号化に関する規格で、マネジメントの規格ではない。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問33(IPA)従来の情報セキュリティマネジメントシステム規格を基礎に追加で制定されたもので、クラウドサービスに対応した情報セキュリティ管理体制を構築するためのガイドライン規格…
要点:ISO/IEC 27017はクラウド向けに拡張されたISMSガイドライン
ISO/IEC 27017は、ISMS規格であるISO/IEC 27001・27002を基礎に、クラウドサービス固有の管理策を追加したガイドライン規格である。クラウド事業者と利用者それぞれの責任範囲や、仮想環境の分離、データの返却・削除といったクラウド特有の論点を扱う。関連規格として、クラウド上の個人情報保護を扱うISO/IEC 27018もある。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問2(IPA)ISMSにおける内部監査に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:JIS Q 27001の要求事項及び組織自体が規定した要求事項によって定める監査基準への適合性だけでなく、ISMS活動の組織に対する有効性も判定する。
要点:内部監査は適合性と有効性の両方を計画的に確かめる
ISMSの内部監査では、規格の要求事項と組織が自ら定めた要求事項の双方を監査基準として適合性を確かめるとともに、ISMSが組織にとって有効に機能しているかも判定します。監査プログラムを組む際は、前回の監査結果や対象プロセスの重要性を考慮し、計画的に実施することが求められます。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。