チェックポイントとは?
チェックポイントとは、メモリ上のバッファの内容をディスクへ書き出し、その時点を記録しておく処理。障害時の復旧はこの時点まで遡ればよくなるため、間隔を短くすると復旧は速くなり、長くすると通常運転時の書出し負荷が下がるという調整点になる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では7回出題されています(2016年度〜2023年度)。
ちぇっくぽいんと
チェックポイントの意味
メモリ上のバッファの内容をディスクへ書き出し、その時点を記録しておく処理。障害時の復旧はこの時点まで遡ればよくなるため、間隔を短くすると復旧は速くなり、長くすると通常運転時の書出し負荷が下がるという調整点になる。
チェックポイントの具体例
直近のチェックポイント以降に確定済みのトランザクションは記録から再実行(ロールフォワード)し、未確定のものは取り消す。チェックポイントが1時間前なら1時間分の記録を処理するので、復旧時間の見積りにそのまま効く。
チェックポイントは試験でどう引っ掛けられる?
チェックポイントは復旧の起点であってバックアップそのものではない。媒体障害でディスクが失われた場合は、チェックポイントだけでは復旧できずバックアップからの復元が要る。
チェックポイントと関連する用語
チェックポイントが出た過去問
DBMSをシステム障害発生後に再立上げするとき、ロールフォワードすべきトランザクションとロールバックすべきトランザクションの組合せとして、適切なものはどれか。こ…
正解:ロールフォワード:T2,T5/ロールバック:T6
要点:CP後のコミット済みは前進、未コミット更新は後退復帰
再立上げ時は、チェックポイント以降にコミットされたトランザクションをログから前進復帰(ロールフォワード)し、障害時点で未コミットのものを後退復帰(ロールバック)する。チェックポイント前にコミット済みのT1は既に反映されているため対象外、更新を伴わない読取りだけのT3・T4は取り消す変更がないためロールバック不要である。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問10(IPA)クラウドサービスの導入検討プロセスに対するシステム監査において,クラウドサービス上に保存されている情報の消失の予防に関するチェックポイントとして,適切なものはど…
正解:クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け,かつ,事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
要点:クラウドの消失リスクは事業者の存続性・継続性まで見る
クラウド上のデータ消失を予防するという観点では、預けた先の事業者が倒産・撤退してデータごと失われるリスクを見ておく必要がある。事業者の信頼性とサービス継続性が検討されているかが、情報消失の予防に直結するチェックポイントとなる。他の選択肢は利便性・可用性・機密性に関する観点である。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)在庫管理システムを対象とするシステム監査において、当該システムに記録された在庫データの網羅性のチェックポイントとして、適切なものはどれか。
正解:入庫及び出庫記録に対して、自動的に連番を付与していること
要点:網羅性の担保は連番管理、欠番チェックで記録漏れを検出
網羅性とは、発生した取引が漏れなく記録されていることを指す。入出庫記録に自動で連番を付与すれば、番号の欠落を調べることで記録漏れを検出できるので、網羅性を確かめるチェックポイントになる。承認や自動発注は正当性や有効性に関する統制であって、記録漏れの検出には結びつかない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問22(IPA)クラウドサービスの導入検討プロセスに対するシステム監査において、クラウドサービス上に保存されている情報の消失の予防に関するチェックポイントとして、最も適切なもの…
正解:クラウドサービスを提供する事業者に信頼が置け、かつ、事業やサービスが継続して提供されるかどうかが検討されているか。
要点:クラウドの情報消失予防では事業者の継続性を確認する
クラウド上に保存した情報が消失する原因には、機器障害だけでなく、事業者そのものの倒産やサービス終了によってデータを取り出せなくなる事態も含まれる。したがって導入検討の段階では、事業者の信頼性と事業・サービスの継続性が検討されているかが、消失予防のチェックポイントとして最も適切である。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問21(IPA)データベースの障害回復処理に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:システムが媒体障害以外のハードウェア障害によって停止した場合、チェックポイントの取得以前に終了したトランザクションについての回復作業は不要である。
要点:チェックポイント以前に完了した更新は回復不要
チェックポイント時点で既にコミットして終了しているトランザクションの更新内容は、その時点でデータベースに反映済みである。したがって媒体障害以外の障害でシステムが停止しても、それらについてロールフォワードなどの回復作業は不要となる。回復対象はチェックポイント以降に更新した、コミット済み(ロールフォワード)または未完了(ロールバック)のトランザクションである。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。