メッセージ認証符号(MAC)とは?
メッセージ認証符号(MAC)とは、送信者と受信者が共有する秘密鍵とメッセージから生成する短い検証値。受信側が同じ鍵で再計算して一致を確かめることで、通信路上での改ざん検知と送信元の認証を同時に行える。ハッシュ関数を用いるHMACが代表的な方式である。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では7回出題されています(2016年度〜2024年度)。
めっせーじにんしょうふごう
メッセージ認証符号(MAC)の意味
送信者と受信者が共有する秘密鍵とメッセージから生成する短い検証値。受信側が同じ鍵で再計算して一致を確かめることで、通信路上での改ざん検知と送信元の認証を同時に行える。ハッシュ関数を用いるHMACが代表的な方式である。
メッセージ認証符号(MAC)の具体例
WebAPIの呼出しで、本文とタイムスタンプをHMAC-SHA256でMAC化してヘッダに付ける方式が広く使われる。TLSでも各レコードにMACまたはGCMの認証タグを付けており、経路上でビットが改変されれば復号側が破棄する。
メッセージ認証符号(MAC)は試験でどう引っ掛けられる?
MACは共有鍵方式なので否認防止には使えない。受信者も同じMACを作れるため「本人が送った」ことを第三者へ証明できず、この点が公開鍵を使うディジタル署名との決定的な違いになる。
メッセージ認証符号(MAC)と関連する用語
メッセージ認証符号(MAC)が出た過去問
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。
要点:ARPはIPアドレスからMACアドレスを解決する
ARP(Address Resolution Protocol)は、通信相手のIPアドレスから同一データリンク上のMACアドレスを求めるプロトコルである。ブロードキャストで問い合わせを送り、該当ホストがユニキャストで自分のMACアドレスを返す。結果は一定時間ARPキャッシュに保持される。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は,フレームの蓄積機能,速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブ…
正解:ブリッジ
要点:L2スイッチ=多ポートのブリッジ、データリンク層で動作
レイヤ2スイッチはMACアドレスを見てフレームを転送するデータリンク層の装置である。同じデータリンク層で動作し、フレームを蓄積してから転送する装置がブリッジで、スイッチングハブは多ポート化したブリッジといえる。動作階層が一致するのはブリッジである。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は、フレームの蓄積機能、速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブ…
正解:ブリッジ
要点:レイヤ2スイッチはデータリンク層の装置で、ブリッジと同階層
スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)はMACアドレスを見てフレームを転送する装置で、OSI基本参照モデルのデータリンク層(第2層)で動作する。同じ第2層でフレームを蓄積・転送し、ネットワークを分割する装置がブリッジであり、スイッチングハブは多ポート化されたブリッジと言える。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)図のようなIPネットワークのLAN環境で、ホストAからホストBにパケットを送信する。LAN1において、パケット内のイーサネットフレームの宛先とIPデータグラムの…
正解:イーサネットフレームの宛先=MAC3、IPデータグラムの宛先=IP2
要点:宛先IPは最終終点、宛先MACは同一LAN上の次ホップを指す
IPデータグラムの宛先アドレスは、経路の途中で変わらず最終的な相手であるホストBのIP2のままである。一方、イーサネットフレームの宛先MACアドレスは同一LAN内の次の転送先を指すので、LAN1ではルータのLAN1側インタフェースであるMAC3になる。この「IPは終点、MACは次ホップ」という使い分けが要点である。
出典:令和1年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。
要点:ARPはIPアドレスからMACアドレスを解決する
ARP(Address Resolution Protocol)は、通信相手のIPアドレスから対応するMACアドレスを求めるプロトコルである。同一リンク内にブロードキャストで問い合わせ、該当ホストがユニキャストで自分のMACアドレスを返す。結果はARPキャッシュに一定時間保持される。
出典:令和3年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問10(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。