損益分岐点とは?
損益分岐点とは、売上高と総費用が等しくなり、利益がちょうど0になる売上高。損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率で求める。限界利益率=1−変動費率。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
そんえきぶんきてん
損益分岐点の意味
売上高と総費用が等しくなり、利益がちょうど0になる売上高。損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率で求める。限界利益率=1−変動費率。
損益分岐点の具体例
固定費180、変動費率0.6(限界利益率0.4)なら、損益分岐点売上高=180÷0.4=450。目標利益を得るために必要な売上高は(固定費+目標利益)÷限界利益率。
損益分岐点は試験でどう引っ掛けられる?
限界利益率は「利益の増加額÷売上の増加額」からも求められる。安全余裕率は(実際の売上−損益分岐点売上)÷実際の売上で、値が大きいほど不況に強い。
損益分岐点と関連する用語
損益分岐点が出た過去問
損益分岐点の特性を説明したものはどれか。
正解:損益分岐点での売上高は,固定費と変動費の和に等しい。
要点:損益分岐点売上高=固定費÷(1−変動費率)
損益分岐点は利益がちょうど0になる売上高で、売上高=固定費+変動費が成り立つ点である。式では損益分岐点売上高=固定費÷(1-変動費率)となる。この式から、変動費率が下がるか固定費が小さくなれば損益分岐点は低くなり、比例関係でもないことが分かる。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問29(IPA)損益分岐点分析でA社とB社を比較した記述のうち、適切なものはどれか。
正解:安全余裕率はB社の方が高い。
要点:損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率、余裕率で安全度を見る
限界利益率は、A社が(2,000-800)÷2,000=0.6、B社が(2,000-1,400)÷2,000=0.3である。損益分岐点売上高は固定費÷限界利益率なので、A社は900÷0.6=1,500万円、B社は300÷0.3=1,000万円。安全余裕率は(売上高-損益分岐点売上高)÷売上高なので、A社25%、B社50%となり、B社のほうが高い。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問29(IPA)損益計算資料から求められる損益分岐点売上高は、何百万円か。
正解:450
要点:損益分岐点=固定費180÷限界利益率0.4=450
変動費は材料費200+外注費100=300百万円なので、変動費率は300/500=0.6、限界利益率は0.4となる。固定費は製造固定費100+販売固定費80=180百万円。損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率=180÷0.4=450百万円である。
出典:令和6年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問29(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。