生産性(開発生産性)とは?
生産性(開発生産性)とは、1人が単位時間あたりに生み出せる成果の量。開発では「1日あたりのページ数」「1人月あたりのステップ数やファンクションポイント」などで測る。要員を増やすと総量は増えるが、連絡や打合せに取られる時間が人数の増加とともに急に増えるため、1人あたりの生産性は下がっていく。全員が互いに連絡を取り合う場合、その組合せはn人でn×(n-1)÷2通りになり、人数の2乗に近い勢いで増える。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2016年度〜2025年度)。
せいさんせい
生産性(開発生産性)の意味
1人が単位時間あたりに生み出せる成果の量。開発では「1日あたりのページ数」「1人月あたりのステップ数やファンクションポイント」などで測る。要員を増やすと総量は増えるが、連絡や打合せに取られる時間が人数の増加とともに急に増えるため、1人あたりの生産性は下がっていく。全員が互いに連絡を取り合う場合、その組合せはn人でn×(n-1)÷2通りになり、人数の2乗に近い勢いで増える。
生産性(開発生産性)の具体例
1日8ページ書ける作業者が、2人1組の打合せを毎日1回ずつ総当たりで行い、1組あたり0.5ページ分の時間を使うとする。n人なら1人あたり0.5×(n-1)ページ分を打合せに取られるので、5人では1人6ページ、4人でも6.5ページとなり、5人×6=30ページで初めて1日30ページの必要量に届く。
生産性(開発生産性)は試験でどう引っ掛けられる?
「人数を2倍にすれば生産量も2倍」という前提を置かないこと。打合せの分を差し引く必要があり、人を増やすほど1人あたりの取り分は減る。遅れているプロジェクトへ要員を投入するとかえって遅れる、という経験則もこの性質から説明される。
生産性(開発生産性)と関連する用語
生産性(開発生産性)が出た過去問
システム開発における工数の見積りに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:COCOMOの使用には,自社における生産性に関する,蓄積されたデータが必要である。
要点:COCOMOは自社実績で係数を較正して初めて実用になる
COCOMOは開発規模から工数を推定するモデルだが、係数は組織の生産性に依存する。自社の実績データを蓄積して係数を補正しないと、現実に合った見積りにならない。パラメタの調整に過去の実測値が必要という点がCOCOMO利用の前提である。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問18(IPA)あるプロジェクトは4月から9月までの6か月間で開発を進めており、現在のメンバー全員が9月末まで作業すれば完了する見込みである。しかし、他のプロジェクトで発生した…
正解:450
要点:人件費の増加は増員分から離脱分を差し引いて求める
元の人数をxとすると総工数は6x人月である。4月から7月半ばまで3.5x、引継ぎ期間0.5か月は元の4人と増員者が作業しないので0.5(x−4)、8〜9月は(x−4+増員y)人で2(x−4+y)となり、合計を6xと等しく置くとy=5人が求まる。増員5人の2.5か月分1,250万円に対し、抜けた4人の2か月分800万円が計上されなくなるので、差引450万円の増加となる。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。