要件定義とは?
要件定義とは、利害関係者のニーズを整理し、業務要件・機能要件・非機能要件として明確化する工程。以降の設計・開発の前提となる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では11回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ようけんていぎ
要件定義の意味
利害関係者のニーズを整理し、業務要件・機能要件・非機能要件として明確化する工程。以降の設計・開発の前提となる。
要件定義の具体例
非機能要件には性能・可用性・セキュリティ・運用保守性などが含まれる。トレーサビリティとは、要件と設計・実装・テストの対応関係を双方向にたどれるようにしておくこと。
要件定義は試験でどう引っ掛けられる?
要件定義や運用テストは成果が事前に確定しにくいため、契約形態としては準委任契約が適切とされる。請負契約は完成責任を負う点が異なる。
要件定義と関連する用語
要件定義が出た過去問
UMLのユースケース図の説明はどれか。
正解:システムとアクタの相互作用を表現する。
要点:ユースケース図はアクタとシステムの相互作用を描く
ユースケース図は、システムの外部にいるアクタ(利用者や外部システム)と、システムが提供する機能単位であるユースケースとの関係を描く図である。システムの振る舞いを利用者の視点から俯瞰し、要件定義の段階で範囲を合意するために使われる。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて228日で完了し、プログラム開発を開…
正解:150
要点:期間比から全体日数を逆算し残工程を積み上げる
要件定義から内部設計までの期間比の合計は0.25+0.21+0.11=0.57で、これが228日に相当するため全体は228÷0.57=400日となる。プログラム開発は0.11×400=44日で半分完了しているので残り22日、以降のシステム結合44日とシステムテスト84日を加えて22+44+84=150日である。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問20(IPA)“情報システム・モデル取引・契約書”によれば、要件定義工程を実施する際に、ユーザ企業がベンダと締結する契約の形態について適切なものはどれか。
正解:構築するシステムがどのような機能となるか明確になっていないので準委任契約にした。
要点:要件定義は成果が未確定なため準委任契約が基本
要件定義工程は、ユーザ企業が主体となって業務要件を固めていく段階であり、開始時点では何を作るかが確定していないため成果物の完成責任を負わせにくい。モデル取引・契約書でも、ベンダが専門的な支援を提供する準委任契約とすることが基本とされている。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)表は,ビジネスプロセスをUMLで記述する際に使用される図法とその用途を示している。表中のbに相当する図法はどれか。ここで,ア~エは,a~dのいずれかに該当する。
正解:ユースケース図
要点:ユースケース図は外部から見た機能とアクタの関係を描く
bは「システムが提供する機能単位と利用者との関連」を記述する図法である。システムの外部から見た機能とアクタ(利用者)の関わりを表すのはユースケース図であり、要件定義で機能の洗い出しに使われる。aはクラス図、cはステートチャート図、dはコラボレーション図に対応する。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)業務要件定義において,業務フローを記述する際に,処理の分岐や並行処理,処理の同期などを表現できる図はどれか。
正解:アクティビティ図
要点:アクティビティ図は分岐・並行・同期を含む処理の流れを表す
アクティビティ図は業務やシステムの処理の流れを表すUMLの図で、条件による分岐(デシジョン)と合流、並行処理の開始と終了を表すフォークとジョインを記述できる。そのため業務フローの記述に適している。クラス図は静的構造、状態遷移図は状態の変化、ユースケース図は機能と利用者の関係を表す。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問25(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。