マルチキャストとは?
マルチキャストとは、特定のグループに参加している複数の受信者へ、送信元が1つのパケットを送るだけで配信する通信形態。IPv4では先頭4ビットが1110、すなわち224.0.0.0〜239.255.255.255(クラスD)を使い、残り28ビットがグループIDになる。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では9回出題されています(2016年度〜2024年度)。
まるちきゃすと
マルチキャストの意味
特定のグループに参加している複数の受信者へ、送信元が1つのパケットを送るだけで配信する通信形態。IPv4では先頭4ビットが1110、すなわち224.0.0.0〜239.255.255.255(クラスD)を使い、残り28ビットがグループIDになる。
マルチキャストの具体例
社内向けライブ配信で、視聴者が増えても送信元の帯域が増えないようにする。
マルチキャストは試験でどう引っ掛けられる?
クラスDにはネットワーク部・ホスト部の区別がなく、サブネットマスクの概念を当てはめない。224.0.0.0/24 はリンクローカル制御用(OSPFの224.0.0.5など)で転送されない。
マルチキャストと関連する用語
マルチキャストが出た過去問
クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。
正解:マルチキャストアドレスを割り振る。
要点:クラスD(224〜239)はマルチキャスト用アドレス
IPv4アドレスのクラスDは先頭4ビットが1110、すなわち224.0.0.0〜239.255.255.255の範囲で、マルチキャストアドレスとして使われる。ホストへの個別割当てには使わず、特定のグループ宛て配信の宛先として利用する。ユニキャストの割当てに使うのはクラスA〜Cである。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)IPv4ネットワークのマルチキャスト通信で、ローカルセグメントにおいて、配信を受けるホストのグループを管理するために用いられるプロトコルはどれか。
正解:IGMP
要点:IGMPはセグメント内のマルチキャスト参加を管理する
IGMPは、ホストが自分の参加したいマルチキャストグループを、同じセグメント上のマルチキャストルータへ通知するためのプロトコルである。ルータは参加報告を受け取ったポートにだけマルチキャストを流し、定期的な問合せで参加状況を確認して離脱も検出する。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)IPv4のマルチキャストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:マルチキャストアドレスには、クラスDのアドレスが使用される。
要点:IPv4マルチキャストはクラスD(224〜239)を使う
IPv4のマルチキャストアドレスには、先頭4ビットが1110のクラスD、すなわち224.0.0.0〜239.255.255.255が使われる。この範囲の中には用途が決まっているものもあるが、大部分は任意のグループに割り当てて利用できる。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)マルチキャストグループへの参加や離脱をホストが通知したり、マルチキャストグループに参加しているホストの有無をルータがチェックしたりするときに使用するプロトコルは…
正解:IGMP
要点:マルチキャストグループの参加・離脱管理はIGMPが担う
IGMP(Internet Group Management Protocol)は、ホストが自分の参加したいマルチキャストグループをルータへ通知し、またルータがそのグループの受信者が残っているかを問い合わせるためのプロトコルである。IPv4のマルチキャストで使われ、ルータはこの情報を基に不要なマルチキャストの転送を止める。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)IPv4のマルチキャストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:マルチキャストアドレスには、クラスDのアドレスが使用される。
要点:IPv4マルチキャストはクラスD(224〜239)のアドレスを使う
IPv4のマルチキャストアドレスにはクラスDに当たる224.0.0.0〜239.255.255.255が使われる。このうち224.0.0.0/24などは用途が定められた予約領域だが、239.0.0.0/8はサイトローカルとして自由に使えるなど、全アドレスの用途が固定されているわけではない。また転送範囲はTTLでも制限される。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。