集団思考(グループシンク)とは?
集団思考(グループシンク)とは、結束の強い集団において、調和を優先するあまり批判的な検討が抑制され、非合理な意思決定が行われる現象。アーヴィング・ジャニスは8つの兆候を挙げ、その一つ「心の警備(マインドガード)」は、集団の合意を揺るがす不都合な情報を一部のメンバが遮断し、他のメンバに届かないようにしてしまうことを指す。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では2回出題されています(2019年度〜2024年度)。
しゅうだんしこう
集団思考(グループシンク)の意味
結束の強い集団において、調和を優先するあまり批判的な検討が抑制され、非合理な意思決定が行われる現象。アーヴィング・ジャニスは8つの兆候を挙げ、その一つ「心の警備(マインドガード)」は、集団の合意を揺るがす不都合な情報を一部のメンバが遮断し、他のメンバに届かないようにしてしまうことを指す。
集団思考(グループシンク)の具体例
「無敵幻想」から重大なリスクを軽視し、反対意見を述べる者に同調圧力がかかり、外部からの警告情報が意思決定者に届かない状態。
集団思考(グループシンク)は試験でどう引っ掛けられる?
「多数決で決める」ことや「意見が分かれる」ことが集団思考ではない。批判的検討が働かなくなることが問題。
集団思考(グループシンク)と関連する用語
集団思考(グループシンク)が出た過去問
技術者倫理の遵守を妨げる要因の一つとして、集団思考というものがある。集団思考の説明として、適切なものはどれか。
正解:強い連帯性をもつチームが批判的思考を欠くことによって、不合理な合意へと達すること
要点:集団思考は結束の強い集団が批判を欠き不合理に合意すること
集団思考(グループシンク)は、結束の強い集団において、和を乱すまいとする心理から批判的な検討が働かなくなり、外から見れば不合理な結論に全員一致で到達してしまう現象である。技術者倫理では、権威への服従や忠誠心の暴走などと並ぶ、倫理的判断を妨げる要因として挙げられる。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問23(IPA)技術者倫理における集団思考の問題点として、アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうちの“心の警備”の説明として、適切なものはどれか。
正解:集団に新しく加わったメンバーなどが異議を唱える場合には、それを阻止して、集団を保護しようとする。
要点:心の警備は異論や不都合な情報を遮断して集団を守る
集団思考の兆候の一つである「心の警備」(マインドガード)とは、集団の一体感や決定を揺るがす情報や異論を、一部のメンバーが自発的に遮断して集団を守ろうとすることをいう。新規メンバーの異議を封じるふるまいがこれに当たる。不敗の幻想、満場一致の幻想、同調圧力はそれぞれ別の兆候である。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。