オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)とは?
オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)とは、データを識別子と付帯情報を持つ塊として平坦な空間に保存し、HTTPで読み書きする方式。階層構造を持たないため水平方向に拡張しやすく、大量の非構造データを安価に保管できる。ブロック・ファイル・オブジェクトの三方式から用途に応じて選ぶのが方式設計の要点。
システムアーキテクト試験の過去問では30回出題されています(2016年度〜2025年度)。
おぶじぇくとすとれーじ
オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)の意味
データを識別子と付帯情報を持つ塊として平坦な空間に保存し、HTTPで読み書きする方式。階層構造を持たないため水平方向に拡張しやすく、大量の非構造データを安価に保管できる。ブロック・ファイル・オブジェクトの三方式から用途に応じて選ぶのが方式設計の要点。
オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)の具体例
データベースの実体はブロック、部門の共有文書はファイル、画像・動画・ログ・バックアップはオブジェクトへ置く。オブジェクト側は保管期間に応じて低コストの階層へ自動移動させ、改変不可の設定で証跡を保護する、といった使い分けをする。
オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)は試験でどう引っ掛けられる?
オブジェクト方式は既存の一部だけを書き換える用途に向かず、更新は原則として全体の置換になる。またデータベースの実体を置く用途には適さない。更新後の読み出しで即座に最新が返るとは限らない実装がある点も設計時に確認が要る。
オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)と関連する用語
オブジェクトストレージ(ブロック/ファイル/オブジェクト)が出た過去問
システム障害発生時には、データベースの整合性を保ち、かつ、最新のデータベース状態に復旧する必要がある。このために、DBMSがトランザクションのコミット処理を完了…
正解:ログファイルへのコミット情報書込み完了時点
要点:コミットはログファイルへの書込み完了で確定する
障害が起きても復旧できるようにするには、コミットの事実が不揮発な媒体に残っている必要がある。DBMSはログ先行書出しの原則に従い、コミット情報をログファイルへ書き終えた時点でトランザクションを完了とする。メモリ上のログバッファに書いただけでは電源断で失われるため、完了とみなすことはできない。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問21(IPA)磁気ディスク装置や磁気テープ装置などの外部記憶装置を、通常のLANとは別の高速な専用ネットワークで構成したものはどれか。
正解:SAN
要点:SANは記憶装置専用の高速ネットワークを構成する
SANは、サーバと外部記憶装置を結ぶために、通常の業務用LANとは分離した高速な専用ネットワークを構成する方式である。ファイバチャネルなどを用いてブロック単位でアクセスするため、大量のデータ転送でも業務通信に影響を与えにくい。NASはLAN上でファイル単位に共有する方式であり、DASはサーバへ直結する方式である。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問22(IPA)複数のシステムの組合せによって実現するSoS(System of Systems)をモデル化するのに適した表記法であるSysMLの特徴はどれか。
正解:パラメトリック図によって、モデル要素間の制約条件が記述できる。
要点:SysML固有のパラメトリック図は要素間の制約を表す
SysMLはUMLをシステムズエンジニアリング向けに拡張した表記法で、要求図やパラメトリック図など独自の図を持つ。パラメトリック図は、ブロックの値プロパティ同士を制約ブロックで結び付け、性能や物理量に関する数式的な制約条件を表現できる図であり、複数システムを組み合わせるSoSのモデル化で有効に働く。
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問4(IPA)ソフトウェアパターンのうち、GoFのデザインパターンの説明はどれか。
正解:オブジェクト指向開発のためのパターンとして生成、構造、振る舞いの三つのカテゴリで分類される。
要点:GoFは生成・構造・振る舞いの三分類のオブジェクト指向パターン
GoF(Gang of Four)のデザインパターンは、オブジェクト指向設計で繰り返し現れる問題への定石を23個にまとめたもので、生成に関するパターン、構造に関するパターン、振る舞いに関するパターンの三つに分類される。アーキテクチャレベルのパターン集とは対象の粒度が異なる点に注意する。
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問5(IPA)イベント駆動型のアプリケーションにおけるイベント処理のタイミングを設計するのに有用なものはどれか。
正解:シーケンス図
要点:イベントの時間的順序の設計にはシーケンス図が有用
シーケンス図はUMLの相互作用図で、オブジェクト間のメッセージのやり取りを時間軸に沿って上から下へ並べて表現する。どのイベントがどの順序でいつ処理されるかという時間的なタイミングを明示できるため、イベント駆動型アプリケーションの処理順序の設計に適している。
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。