テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)とは?
テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)とは、テストがプログラムのどれだけを実行したかを示す割合と、その測り方の基準。すべての命令を一度通す命令網羅、判定の真偽双方を通す分岐網羅、個々の条件式の真偽を通す条件網羅があり、後者ほど厳しい。どの水準まで求めるかを品質目標とコストの釣合いで決めるのが設計判断になる。
システムアーキテクト試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2021年度)。
てすとかばれっじ
テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)の意味
テストがプログラムのどれだけを実行したかを示す割合と、その測り方の基準。すべての命令を一度通す命令網羅、判定の真偽双方を通す分岐網羅、個々の条件式の真偽を通す条件網羅があり、後者ほど厳しい。どの水準まで求めるかを品質目標とコストの釣合いで決めるのが設計判断になる。
テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)の具体例
一般業務のアプリでは分岐網羅八〇%を終了基準に置き、資金決済や安全に関わる部分だけ判定条件・条件網羅まで引き上げる、といった使い分けをする。カバレッジ計測ツールを継続的インテグレーションに組み込み、基準を割った変更はマージさせない運用にすると形骸化を防げる。
テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)は試験でどう引っ掛けられる?
条件網羅は分岐網羅より必ず強い、とは限らない。個々の条件の真偽を網羅しても判定全体の真偽が両方現れない組合せがあり得るため、両方を満たす判定条件・条件網羅が別に定義されている。またカバレッジ一〇〇%は欠陥ゼロを意味しない。そもそも書かれていない処理の欠落は、この基準ではまったく検出できないという限界がある。
テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)と関連する用語
テストカバレッジ(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)が出た過去問
ブラックボックステストにおけるテストケースの設計に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:プログラムがどのような機能を果たすのかを仕様書で調べて、テストケースを設計する。
要点:ブラックボックステストは仕様書から入出力関係を検証する
ブラックボックステストは、内部構造には立ち入らず、仕様として定められた入力と出力の関係が正しく実現されているかを確認する手法である。したがってテストケースは仕様書から機能を読み取って設計し、同値分割や限界値分析などで代表値を選ぶ。内部の命令網羅を狙うのはホワイトボックステストである。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問9(IPA)あるプログラムについて、流れ図で示される部分に関するテストケースを、判定条件網羅(分岐網羅)によって設定する。この場合のテストケースの組合せとして、適切なものは…
正解:(A=1, B=1), (A=7, B=1)
要点:分岐網羅は各判定の真と偽を1回ずつ通せばよい
判定条件網羅(分岐網羅)は、各判定が真になる場合と偽になる場合の両方を少なくとも1回ずつ通せばよい。判定は「A>6 または B=0」なので、(A=1, B=1) は A>6も B=0も成り立たず偽、(A=7, B=1) は A>6が成り立ち真となり、真偽の両方を網羅できる。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。