ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)とは?
ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)とは、内部構造を見て経路を網羅するテスト。命令網羅は全命令を1度は通す、分岐網羅は各判定の真偽を両方通す、条件網羅は判定内の個々の条件を真偽とも取る。網羅基準の強さの順序と、カバレッジ目標を品質計画にどう置くかが問われる。
システムアーキテクト試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ほわいとぼっくすてすと
ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)の意味
内部構造を見て経路を網羅するテスト。命令網羅は全命令を1度は通す、分岐網羅は各判定の真偽を両方通す、条件網羅は判定内の個々の条件を真偽とも取る。網羅基準の強さの順序と、カバレッジ目標を品質計画にどう置くかが問われる。
ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)の具体例
カバレッジ目標を「分岐網羅80%」と決め、単体テスト完了の判定条件に入れる。数値が伸びない箇所は死にコードか設計過剰の疑いがあるため、PMは「残り20%を埋める工数」と「設計見直し」を天秤にかけて判断する。
ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)は試験でどう引っ掛けられる?
網羅の強さは命令<分岐であり、条件網羅は必ずしも分岐網羅を包含しない(個々の条件を満たしても判定全体の真偽が両方出ないことがある)。100%カバレッジは「欠陥がない」証明ではない。
ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)と関連する用語
ホワイトボックステスト(命令網羅・分岐網羅・条件網羅)が出た過去問
ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。
正解:機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。
要点:ブラックボックステストは仕様から同値と限界値を導く
ブラックボックステストは内部構造を見ず、仕様上の入出力の関係だけに基づいて設計する。代表的な技法が同値分割と限界値分析で、機能仕様から入力を同じ振る舞いをするクラスに分け、その代表値と境界付近の値をテストデータにする。流れ図の分岐に基づく設計はホワイトボックステストの手法である。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問10(IPA)ブラックボックステストにおけるテストケースの設計に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:プログラムがどのような機能を果たすのかを仕様書で調べて、テストケースを設計する。
要点:ブラックボックステストは仕様書から入出力関係を検証する
ブラックボックステストは、内部構造には立ち入らず、仕様として定められた入力と出力の関係が正しく実現されているかを確認する手法である。したがってテストケースは仕様書から機能を読み取って設計し、同値分割や限界値分析などで代表値を選ぶ。内部の命令網羅を狙うのはホワイトボックステストである。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問9(IPA)あるプログラムについて、流れ図で示される部分に関するテストケースを、判定条件網羅(分岐網羅)によって設定する。この場合のテストケースの組合せとして、適切なものは…
正解:(A=1, B=1), (A=7, B=1)
要点:分岐網羅は各判定の真と偽を1回ずつ通せばよい
判定条件網羅(分岐網羅)は、各判定が真になる場合と偽になる場合の両方を少なくとも1回ずつ通せばよい。判定は「A>6 または B=0」なので、(A=1, B=1) は A>6も B=0も成り立たず偽、(A=7, B=1) は A>6が成り立ち真となり、真偽の両方を網羅できる。
出典:令和3年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問7(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。