同値分割と境界値分析とは?
同値分割と境界値分析とは、ブラックボックステストのテストケース設計技法。入力を同じ振る舞いをするグループ(同値クラス)に分け、各クラスから代表値を1つ選ぶのが同値分割。その境目の値とその前後を狙うのが境界値分析で、不等号の書き間違いを効率よく捕まえる。
システムアーキテクト試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2018年度)。
どうちぶんかつときょうかいちぶんせき
同値分割と境界値分析の意味
ブラックボックステストのテストケース設計技法。入力を同じ振る舞いをするグループ(同値クラス)に分け、各クラスから代表値を1つ選ぶのが同値分割。その境目の値とその前後を狙うのが境界値分析で、不等号の書き間違いを効率よく捕まえる。
同値分割と境界値分析の具体例
年齢18以上65未満で申込可の画面なら、同値分割で「17」「30」「70」を選び、境界値分析で17・18・64・65を追加する。全年齢を試す代わりに7件程度で、条件式の誤りをほぼ網羅できる。
同値分割と境界値分析は試験でどう引っ掛けられる?
有効同値クラスだけでケースを作ってしまう誤り。無効同値クラス(範囲外・型違い・未入力)からも代表値を採らないと、エラー処理が未検証のまま残る。また境界値は境目の値そのものだけでなく、その直前・直後もセットで選ぶのが定石で、境界1点だけでは「>=」と「>」の書き違いを取り逃す。
同値分割と境界値分析と関連する用語
同値分割と境界値分析が出た過去問
ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。
正解:機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。
要点:ブラックボックステストは仕様から同値と限界値を導く
ブラックボックステストは内部構造を見ず、仕様上の入出力の関係だけに基づいて設計する。代表的な技法が同値分割と限界値分析で、機能仕様から入力を同じ振る舞いをするクラスに分け、その代表値と境界付近の値をテストデータにする。流れ図の分岐に基づく設計はホワイトボックステストの手法である。
出典:平成28年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問10(IPA)ブラックボックステストにおけるテストケースの設計に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:プログラムがどのような機能を果たすのかを仕様書で調べて、テストケースを設計する。
要点:ブラックボックステストは仕様書から入出力関係を検証する
ブラックボックステストは、内部構造には立ち入らず、仕様として定められた入力と出力の関係が正しく実現されているかを確認する手法である。したがってテストケースは仕様書から機能を読み取って設計し、同値分割や限界値分析などで代表値を選ぶ。内部の命令網羅を狙うのはホワイトボックステストである。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問9(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。