KGIとKPIとは?
KGIとKPIとは、KGIは達成すべき最終目標を数値で表した指標、KPIはその達成度を左右する中間過程を測る指標を指す。システムアーキテクトには、業務要件を測定可能な形へ落としたうえで、どの数値をシステムがどの精度と頻度で取得するかまで設計に織り込むことが求められる。
システムアーキテクト試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2022年度)。
けーじーあいとけーぴーあい
KGIとKPIの意味
KGIは達成すべき最終目標を数値で表した指標、KPIはその達成度を左右する中間過程を測る指標を指す。システムアーキテクトには、業務要件を測定可能な形へ落としたうえで、どの数値をシステムがどの精度と頻度で取得するかまで設計に織り込むことが求められる。
KGIとKPIの具体例
「解約率を年8%から5%へ下げる」をKGIとし、「問合せの一次解決率85%」「初回応答15分以内」をKPIに置く。KPIを取得できるようCRMへ応答時刻の記録項目を追加し、月次で自動集計するダッシュボードを設計範囲に含めて要件化する。
KGIとKPIは試験でどう引っ掛けられる?
KPIは多いほどよいわけではない。取得できない指標を掲げると現場で手入力の作業が増え、やがて形骸化する。KGIと因果関係のない指標を並べると、KPIは全て達成しているのにKGIは未達という説明のつかない状態が生まれる。
KGIとKPIと関連する用語
KGIとKPIが出た過去問
IT投資を、投資目的によって表のように分類した。IT投資評価のKPIのうち、戦略的投資に対するKPIの例はどれか。
正解:新製品投入後の市場シェア
要点:戦略的投資のKPIは市場シェアなど競争優位を測る指標
戦略的投資は競争優位の確立や新規ビジネスの創出を目的とするので、KPIも市場での競争力の変化を測る指標になる。新製品投入後の市場シェアは、まさに市場での優位性の確立度合いを表すため戦略的投資のKPIとして適切である。他の選択肢はIT基盤・情報活用・業務効率の各目的に対応する指標である。
出典:平成29年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問14(IPA)IT投資の評価手法のうち、バランススコアカードを用いた手法を説明したものはどれか。
正解:財務、顧客、内部業務プロセスなど複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標を設定し、経営戦略との適合性を評価することで、IT投資効果を多面的に評価する。
要点:バランススコアカードは複数視点のKPIで投資効果を多面評価する
バランススコアカードは、財務・顧客・内部業務プロセス・学習と成長という複数の視点それぞれに業績評価指標(KPI)を設定し、戦略との整合を確認する経営管理手法である。IT投資評価に用いると、財務効果だけでは測りにくい顧客満足や業務プロセス改善の効果まで含めて多面的に評価できる。
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 am2 問17(IPA)IT投資に対する評価指標の設定に際し、バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に、内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
正解:注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
要点:受注から出荷までの日数短縮は内部ビジネスプロセスの視点
バランススコアカードは、財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長の四つの視点で目標とKPIを設定する。内部ビジネスプロセスの視点は、顧客満足や財務成果を生み出すために社内の業務プロセスをどう優れたものにするかを問うもので、受注から出荷までのリードタイム短縮はその典型例である。
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 am2 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。